導入・選定ガイド

導入後に困らないWi-Fiを作ろう! [第1回]運用管理編

文◎坪田弘樹(編集部) 2017.12.13

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

今や企業に不可欠な無線LAN。だからこそ、安定的かつ安全に通信できる製品を選ばなければ、導入後にトラブルに見舞われることになる。そうならないよう、ぜひ使うべき最新機能をレポートする。

 
無線LAN(Wi-Fi)製品を選ぶときに最も重視するポイントは何だろうか。数年前なら「通信速度」が最優先だったかもしれないが、今はセキュリティ、あるいは通信の安定性を真っ先に挙げる企業が多いのではないだろうか。

有線LANに匹敵する通信速度を実現したIEEE802.11acによって、企業ネットワークの主役は有線からWi-Fiに変わりつつある。だからこそ、安定的に快適な通信が行えて、かつセキュリティ対策も十分な環境を整えることが不可欠だ。ただし、重要なのは、いかに運用負荷を高めずにそれを実現するかだ。

目に見えないWi-Fiは、とかく手間がかかる。快適な通信を維持するためのメンテナンスも障害時の原因特定も、そしてセキュリティ対策も有線に比べて難しい。そのため、価格の安さや表面的なスペックだけで製品を選んだ挙句、導入後に問題が噴出するケースは珍しくない。余計な運用コストがかかったり、セキュリティの追加投資が必要になったりで、“結局高くついた”失敗例も少なくないのだ。

ユーザーにとって幸いなことに、最新のWi-Fiアクセスポイント(AP)やクラウドWi-Fiサービスは、手間やコストをなるべくかけずに通信品質を安定化させるための機能や、セキュリティ機能が充実してきている。しかも、中堅中小企業でも十分に手の届く価格帯で、だ。

導入後に困らない、本当に使いやすいWi-Fiを作るために、ぜひ利用すべき機能を紹介しよう。

電波を自律調整する賢いAPWi-Fi通信の安定化を難しくしている最大の理由は、電波が見えないことにある。オフィスレイアウトの変更や社員の異動などで、電波が遮られたり特定のエリアに端末が偏ったりすると、途端に通信品質は悪化するが、すぐには原因と対処法がわからない。

そうしたトラブルが起こる度にSIerを呼んで調査し、置局をやり直すのは費用と時間の無駄だ。さらに、復旧までWi-Fiが使えなければ業務にも支障をきたす。

これを解消するには、大きく分けて2つのアプローチがある。1つは、電波出力や帯域の割当等をAPが自律的に調整して、通信を安定化させること。もう1つが、電波状況やAP/端末の利用状況を可視化することだ。

前者の例をいくつか挙げよう。

会議室や学校の教室のように複数の端末が同時接続しても安定した通信が行えるよう、各端末へ均等に帯域を割り当てる「トラフィックシェーピング機能」を備えるのが、NECプラットフォームズ(NECPF)のAP「NA1000シリーズ」だ。同製品はこのほか、電波干渉が少ない5GHz帯に端末を誘導する機能や、端末が移動している時に、より受信強度の強いAPに自動接続させるローミング最適化機能も搭載している。

NECプラットフォームズの「NA1000」
NECプラットフォームズの「NA1000」



こうした自律調整の機能は他社のAPでも様々なものが搭載されており、APはどんどん賢くなっている。最新のAPを採用することで、メンテナンスの手間はかなり低減されるはずだ。
続きのページは「business network.jp」の会員の方のみに閲覧していただけます。ぜひ無料登録してご覧ください。また、すでに会員登録されている方はログインしてください。

スペシャルトピックスPR

scsk1805
jpsecure1805
limelight1805

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】NETWORK SHIFT
         DX時代の新しいネットワーク戦略とは?
●ネットワーク仮想化最前線/●AI時代のネットワーク運用/●AWSに学ぶネットワーク構築/●SD-WANの現在地/●キャリア・OTTで進むネットワークのオープン化/●ISDN&PHSの移行戦略

◆[インタビュー] OKI 坪井正志常務「社会インフラ×IoTに確信」 ◆大量接続と低遅延を両立の「次期5G NR」 ◆NTT、B2B2Xの世界展開へ

>>詳しい目次を見る

ホワイトペーパー

スペシャルトピックス

F5ネットワークスセキュリティやGi-LAN仮想化など
モバイルインフラの強化に貢献

5G移行を控えた今、F5ネットワークスはどんな価値を提供できるのか?

moconavi今いる場所がオフィスになる!
moconaviで安全なモバイルワーク

場所を問わない新しい働き方の実現には、ICT環境の整備も不可欠だ。

サンテレホンサンテレホンがICT総合展示会
ビジネス伸ばす製品群が一堂に

東京ドームシティ・プリズムホールで7月18・19日開催!

インテル5Gをエンドツーエンドでカバー
新たな価値創出を目指すインテル

インテルは強みの仮想化技術で5G時代のネットワーク構築に貢献する。

コマーチキャリア向けOSS/BSSに強み
自動化やe-ヘルスで社会課題解決

自動化やe-ヘルスで多くの実績を持つコマーチが日本市場に参入した。

ブロードメディア・テクノロジーズ小森コーポレーションが
Aryakaで日中間通信を安定化!

日系企業の中国ビジネスに立ちはだかるのが通信環境の問題だ。

IIJグローバルソリューションズ日中間ネットワークの安定運用へ
VPN規制を乗り切る解決策提供

安定的な越境通信を実現するには何が必要か?

NTTコミュニケーションズIoTビジネスの種まきから結実まで
NTT Comの「次の一手」とは

自社発行型eSIMでの新サービス提供に期待!

SAS Institute Japanデータ分析の老舗、SASが提案するIoT時代のデータ活用

IoTのはじめの一歩を踏み出す前に考えるべきポイントは?

SigfoxSigfoxが開始1年で100万回線!
いよいよ花開くIoTビジネス

LPWAの代表格「Sigfox」の最新動向と活用事例を徹底レポート!

WatchGuard Wi-Fi Cloud不正APを自動遮断するWIPS搭載!
ソーシャルWi-Fiで販促支援も

セキュアな無線LAN環境を実現できる「WatchGuard Wi-Fi Cloud」

無線LAN構築・運用のポイントをSCSKが語る

無線LANの大きなトレンドとなっている「クラウドWi-Fi」で課題解決!

ジェイピー・セキュア導入実績100万サイト以上の
国産WAF「SiteGuard」

業界最速レベルで防御機能を提供するジェイピー・セキュアのWAF製品

ライムライト・ネットワークスクラウド型WAFでWebサイトを保護

ライムライトなら、自社のCDNやDDoS対策との多層防御でオリジンサーバーを攻撃から防御できる。

Office 365ユーザは使わなきゃ損
Teamsでチームワークが劇的に!

Office 365の新ツール「Teams」を使い始める企業が続出している。

アクセスランキング

tc1807_b
56
compass

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2018 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます