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インフィネラ、“スケーラブルで賢い”光伝送装置の新製品を発表

文◎坪田弘樹(編集部) 2016.11.18

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光伝送装置ベンダーのInfineraは2016年11月17日、同年3月に発表した新たな光通信モジュール「Infinite Capacity Engine」を搭載した新製品群を発表した。


今回発表した新製品群の概要


Infinite Capacity Engineは、最大2.4Tbpsの容量で1万2000kmの長距離伝送性能を有する(参照記事https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/4455/Default.aspx)。今回発表した新製品群は、その大容量・長距離通信性能に加え、通信事業者やデータセンター/クラウド事業者の求める要件に応える新アーキテクチャを搭載している点に特徴があるとインフィネラ・ジャパンの金親義一氏(システムエンジニアリング担当ダイレクター)は語る。



インフィネラ・ジャパンでシステムエンジニアリング担当
ダイレクターを務める金親義一氏


「スケーラブルかつオープンなネットワークを求めるデータセンター/クラウドの要件と、高信頼かつセキュアなネットワークを求める通信事業者の要件は異なる。相反する2つのマーケットのニーズを共に満足できるソリューションになっている」という。

“世界初”のメッシュポンダーとは?
目玉は、同社が“世界初”を謳う新ジャンルの光伝送装置「メッシュ・ポンダー」だ。1RUサイズで1.2Tbpsの容量を持つ「DTN-X XT-3300」と、4RUサイズで2.4Tbpsの「DTN-X XT-3600」の2機種を2017年に市場投入する。



世界初のメッシュ・ポンダー製品として2機種を発売する


メッシュ・ポンダーとは、ネットワーク上で提供されるサービスの種類等に応じて、細かな粒度で帯域を効率的に活用できるようにしたもの。例えば、XT-3300の「1.2Tbps」を100Gbps単位で“スライス”し、それぞれ異なるサービスに用いることができる。とにかく大容量なネットワークが必要とされる領域にも、IoTやビデオ通信、IaaSやSaaSといった複数のアプリケーション/サービスを単一のネットワークで提供するケースにも、1つの製品で対応可能な点がメリットだ。



メッシュ・ポンダーによる”スライス”のイメージ


もう1つ、ユニークなのが「Instant Bandwidth」機能だ。

これは、トラフィック需要の変化に応じて迅速に伝送容量を加減できるようにする機能である。例えば、最大1.2Tbpsの容量を持つXT-3300を「200Gbpsだけ使える」ライセンスで購入し、トラフィック需要が増大した際には、ポータル画面からライセンスを購入するだけですぐに200Gbpsを追加するといった運用が可能になる。

従来のように、新たなモジュールや装置を購入し、技術者が設置場所まで行って追加・交換するという物理的な作業を行うことなく、容易にスケールできるようになるのだ。さらに「当社のSDNコントローラと連携すれば、自動的に容量を増やすことも可能」と金親氏は話す。予め設定したスケジュールに応じて、帯域を自動で変更するといった運用も可能になる。

こうした機能によって、通信事業者やクラウド事業者は「サービス展開を早く行うことができる」(同氏)という。

キャリア向け光伝送装置の容量も2.4倍に
一方、約4年前から販売し、通信事業者等100社で導入されている光伝送装置「DTN-X XTC4」もアップデートし、1.2Tのラインモジュールを新たに販売する。従来の500Gbpsモジュールから容量を一気に2.4倍に拡大し、大容量化のニーズに応える。

このXTC-4用新モジュールも、前述の2つの機能を備えており、柔軟な運用、帯域変更が可能だ。

これらに加え、今回発表した新製品はオープンなAPIをサポートしており、インフィネラはSDNコントローラを介してアプリケーションやサービスからソフトウェア制御によって帯域や性能を柔軟かつ迅速に変更可能な“インテリジェント”な光ネットワークを実現していく方針だ。運用コストも含めて、従来のネットワークと比べてTCOを約半分に削減することが可能だという。

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