米アバイア「ポストPC時代のユニファイドコミュニケーションが必須に」

世界の主要ユニファイドコミュニケーション(UC)ベンダーが揃ってモバイルとビデオに注力するなか、アバイアはどう差別化していくのか。長年にわたり同社でUCを担当してきたプラヴィーン・マムナニ氏に話を聞いた。

――モバイルの普及やBYODの進展により働き方が変化してきました。

マムナニ 私自身の話をしますと、朝起きるとまずはコーヒーを入れてiPadでメールをチェック。必要があれば、すぐに同僚などと会話します。iPadがあれば、どこにいてもコラボレーションできますから、生産性が非常に上がりました。

以前は仕事をするのにデスクトップPCと電話の前から離れられなかったわけですが、“ポストPC”の時代に入り、いつでもどこでも仕事ができる環境づくりが必須になっています。

――そのためのソリューションとして、ドラッグ&ドロップで連絡先が選べるなどのUIが特色の「Avaya Flare Experience」を提供しています。UIの他にはどんな差別化ポイントがありますか。

マムナニ セッションボーダーコントローラー(SBC)により、VPNなしでセキュリティをしっかり担保できることが特徴の1つです。VPNを使ったアプローチは高価かつ従業員にとっても面倒です。そもそもVPNはリアルタイムメディアを前提に設計されておらず、SBCのほうが優れているのです。

競合他社の場合、音声とビデオの2つがサイロ化されていることも指摘したい点です。一見、統合されているように見えても、ハードウェアMCUが別途必要だったりします。

一方、アバイアなら音声とビデオを1つのアーキテクチャで実現可能です。最近我々は「Avaya Aura Conferencing」を発表しました。ソフトウェアMCUと回線状況に合わせて画質を自動調整するSVC方式を採用しており、最大7500同時セッションのスケーラビリティがあります。これにより、企業はTCOを大きく引き下げられます。

月刊テレコミュニケーション2012年11月号から転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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