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テザリングの他にも目玉あり ―― ソフトバンクがiPhone 5向けに5施策

文◎坪田弘樹(編集部) 2012.09.19

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ソフトバンクモバイルがiPhone 5発売に向けて、割引プランなどの強化を発表した。注目されたテザリング対応も実施。下取りプログラムの充実も図るなど、MNP/機種変更を促す5施策を展開する。

「私のつぶやきは公約」――。iPhone 5発売を2日後に控えた2012年9月19日、ソフトバンクモバイルは9月21日から開始する「SoftBank 4G LTE」に関する記者説明会を開催した。孫正義社長は冒頭のように述べ、ユーザーからの要望が強かったテザリングの対応を表明。合わせて、各種の割引プランの実施も発表した。

 

ソフトバンクの孫正義社長

ソフトバンクモバイルはLTE用のパケット定額料金として「パケット定額 for 4G LTE」(月額5985円)を設定しており、iPhone 5については専用プランとして月額5460円が適用される。KDDIとの違いについて孫社長は、データ通信量の制限が無いことを強調(KDDIは7GB超で速度制限等がある)。加えて、LTEのエリア展開スピードでも差があるとアピールした。

 

孫社長はKDDIと比較し、基地局展開のスピードに自信を見せた


KDDIは2013年3月までにLTEの実人口カバー率を96%まで拡大する計画を発表しているが、孫社長はこれを、800MHz帯を含むものと指摘。iPhone 5の対応周波数である2GHz帯における実人口カバー率ではソフトバンクモバイルが上回るという主張だ。2.1GHzのLTE基地局免許許可数の比較を紹介し、2013年3月時点で、KDDIの4516局に対してソフトバンクは2倍超の1万673局となる。これはあくまで計画値であり、さらにこれを上回るスピードでLTEエリア展開を急ぐという。

テザリング「やりましょう」


注目されたテザリングへの対応については、月額525円(特典により2年間は無料)の「テザリングオプション」を提供する。申込受付は9月21日から始めるが、端末のソフトウェアアップデートや基地局展開等の対応により、およそ3ヶ月の準備期間をおき、実際のサービス開始は2013年1月15日からとなる。なお、ネットワークへの影響を考慮し、テザリングを利用する場合には、データ通信量に7GBまでの制限を設けるという。

 

テザリングオプションの概要


今回の発表ではこのほか、4つのオプションプランが発表された。

1つ目は、「24時間通話定額」。LTEスマートフォンからソフトバンク回線への通話を24時間定額とするもので、料金は月額500円。申込期間は9月21日~12月31日で、2013年1月15日からサービスを開始する。

2つ目は「LTEスマホBB割」で、LTEスマートフォンとホワイトBBをセットで利用するユーザーに対して、月額パケット料金から最大1480円を割り引く。こちらも申込期間は9月21日~12月31日となっている。

3つ目は、「LTEスマホ家族キャンペーン」だ。現在スマートフォンを利用している加入者がLTEスマートフォンに機種変更する際、既存の端末を家族が続けて利用するとパケット定額料金が月額1980円(2年間)となる。

 

「24時間通話定額」「LTEスマホBB割」「LTEスマホ家族キャンペーン」の概要(クリックして拡大)

「スマホ下取り」は最大2万円に


最後が「スマホ下取り」。同社はすでに、iPhone 5契約者を対象に、iPhone 4を8000円、4Sを1万2000円で下取りする「スマホ下取りプログラム」を発表していたが、その下取り価格を改訂。さらにiPhone以外の機種にも対象を広げる。

具体的には、下取価格の上限を2万円に引き上げたほか、メモリ容量によって価格を細分化。また、従来は対象になっていなかったiPhone 3G/3GS、HTC製とDell製のAndroid端末も対象とする(詳細は下画像参照)。この下取り金額は、iPhone 5利用中の月額料金から割り引かれる。例えば、iPhone 4S 64GBを下取り(2万円)した場合は、20カ月にわたり毎月1000円が割り引かれる。

 

スマホ下取りプログラムを強化し、上限価格も1万2000円から2万円へと大幅に引き上げた


これらの施策によって孫社長が強調したのが、「既存顧客への手厚さ」だ。携帯キャリアに対しては、新規契約獲得を重視した料金施策への不満の声が高まっている。元来から実施していた「のりかえ割」「かいかえ割」に加えて今回、下取プログラムの強化と、固定インターネット回線とのセット割引「BB割」を設けたことで、パケット定額の月額料金は「新規よりもMNP乗り換え、機種変更のお客様のほうが安くなる」という。

また、もう1つ力を入れて語ったのが、下取りプログラムだ。下取りしたスマートフォンはリユース端末として主に新興国に展開する計画。実施すれば、数十万台規模の中古端末を扱うことになるのは確実で、店頭での買取・データ消去、クリーンアップなど、中古端末として再販売までに至るオペレーションを作り上げることに腐心したという。割引キャンペーンはキャリア各社がさまざまな施策を展開することで競争が激化しているが、この端末下取りによる割引は、同じくiPhoneを展開するKDDI、LTEで先行するNTTドコモとの差になりそうだ。

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