NECと日本オラクル、IOWNを用いた共創活動を開始

NECと日本オラクルは2024年3月27日、IOWNを活用したNECの大容量・低遅延を特徴とするAPNと、分散クラウド環境下でのデータ管理を高速・低遅延で実現するオラクルのOracle Cloud Infrastructure(以下OCI)を組み合わせ、場所を越えた新たな協働・体験の具現化に向けて共創活動を開始すると発表した。

共創活動の起点として、NEC我孫子事業場内にあるNEC CONNECT Lab に、インタラクティブなリモートライブ参加を想定した自由視点鑑賞デモ環境をIOWNのAPNとOCIを活用して構築したという。

今回構築したライブへのリモート参加を想定した自由視点鑑賞デモ構成図

今回構築したライブへのリモート参加を想定した自由視点鑑賞デモ構成図

NECはネットワークを活用したオープンな共創の場であるNEC CONNECT Labにおいて、IOWN Global ForumのOpen APNアーキテクチャーに対応した光伝送装置Spectral Wave WXシリーズを使用し、IOWNのAPNの大容量・低遅延なネットワーク環境を構築・提供する。

日本オラクルは、分散クラウド環境下でのデータ管理を高速・低遅延、高い電力効率で実現可能なOCIをNECが構築したIOWNのAPNのネットワークと連携させ、回線遅延や通信品質をモニタリングし、サービス品質維持のためのデータ管理を行う。このOCI上で提供される運用監視サービス「Oracle Cloud Observability and Management Platform」を用いてクラウドでのモニタリングとデータ管理を行うことで、実際に事象が発生する現場にデータ処理機能を実装する必要がなくなるという。

NECと日本オラクルはIOWNを活用し、様々な人・場所・データをリアルタイムにつなぐことにより、誰もが場所に依存せずに安全・能動的に参加することで多様性ある体験ができ、かつ参加者全員が同等の臨場感や一体感を実感できるインクルーシブな社会の実現を目指している。

 

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