スパイレント、業界初のイーサネット用AIワークロードエミュレーションを発表

ネットワークテストソリューションを提供するスパイレント コミュニケーションズ(Spirent Communications)は2024年2月29日、イーサネット上で現実的なAIワークロードをエミュレートできる業界初のテストソリューションを発表した(米国では同年2月22日に発表)。

世界中の通信ネットワークはイーサネット技術に大きく依存しており、クラウド/データセンターインフラも例外ではない。データセンターがAI向けにアーキテクチャを再構築する場合、その新たなAI環境においてイーサネット・ファブリックがどのように機能するかをテストすることは重要な課題となる。発表によれば、AIのトレーニングは劇的に増加するワークロード量、シビアなレイテンシー、輻輳、ジョブ完了時間(JCT)など独自のテスト要件をもたらすという。

スパイレントの新たなAIテストソリューションは、同社のネットワークパフォーマンステスターであるA1 400G プラットフォーム上で動作する。AI環境向けの高密度400G xPUワークロードをエミュレートできる初のハードウェアとなる。

これにより、xPUサーバーを装備したラボを新設するために多大な費用をかけることなく、既存のテスト環境でイーサネット・ファブリックをテストすることができるようになる。

RoCEv2プロトコルを利用するSpirentプラットフォームは、使いやすく設計されており、設定も簡単でAIユースケースのテストの複雑さを軽減する再現性と一貫性のある結果を提供。また、AIとルーティング/スイッチングのユースケースを同時にテストすることも可能という。

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