AT&T、5G商用ネットワークにエリクソンのクラウドRANを導入

AT&Tとエリクソンは2024年2月26日、AT&Tの商用5GネットワークにエリクソンのクラウドRAN技術の展開を開始したと発表した。

両社はオープンRAN導入のマイルストーンとしてクラウドRANによる通話を完了。AT&Tは現在、テキサス州ダラス南方に位置する最初のクラウドRANサイトで商用トラフィックを流している。

クラウドRAN通話に使用される構成はAT&Tのネットワークに展開されており、サードパーティベンダーは将来、この構成をオープンRANに使用できるようになる。

AT&Tのネットワーク部門責任者クリス・サンバー(Chris Sambar)氏は「これはAT&TのオープンRANへの取り組みにおける次のマイルストーン。トラフィックをクラウドRANサイトに移動することでCバンドの展開を加速し、ネットワークの仮想化を継続している」と述べている。

AT&Tとエリクソンは、ライブ展開の一環として、Cバンドトラフィック用の周波数帯の1つである3700MHzをクラウドRANインフラに移行した。

クラウドRANに移行することで、AT&Tは可能な限り最も費用対効果の高い方法でデータを提供・保護すると同時に、開発者が新しいアプリやサービスを開発するためのオープンな環境を構築できるとしている。

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