サブギガ帯で最大1km無線伝送、コンテックが11ah対応の無線コンバータ

コンテックは2023年12月12日 、IEEE802.11ah対応のイーサネット無線LANコンバータを発売した。長距離伝送タイプの「RP-WAH-SR1」、コンパクトタイプの「RP-WAH-SR2」の2機種で、価格はどちらもオープン。

長距離伝送タイプの「RP-WAH-SR1」と、コンパクトタイプの「RP-WAH-SR2」

長距離伝送タイプの「RP-WAH-SR1」(左)と、コンパクトタイプの「RP-WAH-SR2」

920MHzのサブギガ帯無線(802.11ah)を利用して、イーサネット通信を最大1km離れた場所でも無線化する。屋外使用も可能で、従来の920MHz帯の無線通信と比較して高速通信かつ長距離のネットワークを構築することができることから、敷地面積の広い工場やプラント、農場などで活用できるという。また、セキュリティ規格のWPA3/WPAにも対応している。

920MHz帯は回り込み特性がよく、障害物があっても伝送距離を伸ばせるのが特徴。通信速度については、規格上は150Kbps~13.5Mbpsの高速通信が可能。実証テストでは1Mbpsで動画伝送を確認しており、監視カメラ映像の無線伝送も可能だ。

モードの切り替えによりアクセスポイント(親機)とステーション(子局)として使用できる。アクセスポイントとして設定した親機には、最大4台までの子機が接続可能という。

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