現在、日本では無線機器を利用する場合はWi-Fiや業務用無線が主流となっている。しかし、広い敷地をカバーする際にWi-Fiは干渉や、通信できる距離、セキュリティなどの課題がある。一方、業務用無線では専用機材が必要となり価格が高くなりがちだ。
プライベートLTEによる構成イメージ |
今回オープンした相模原市のラボでは、基地局の実機確認やユーザー環境で利用したい機器を持ち込んでの互換性確認が可能だ。今後は屋外にフィールド試験場をオープン予定で、屋内外を通したフィールド実験で通信速度の確認や画像配信の状況も確認可能になるとしている。
また、ハイテクインターは無線基地局として、EPCを内蔵した半径400m程度をカバーする小型の「HNB-5100-BW」と、半径3km以上をカバーし自治体が自営BWAにも利用できる大型「RDL6000」の2種類を発売している。具体的な設置場所には工場や採掘場、学校・キャンパス、牧場・農地などがあるとしている。
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ハイテクインターが提供する基地局装置の概要 |