働き方改革をテーマにした見逃せないイベントがまもなく開催される。10月3日(木)に東京・御茶ノ水ソラシティで行われる「デジタルワークプレイスDay 2019」(旧称:働き方改革Day)だ。
このデジタルワークプレイスという言葉を初めて目にした方も多いかもしれない。しかし実は今、デジタル時代の働き方を考えるうえで、最重要のキーワードとなっている。
「デジタル化された働く場所」――。デジタルワークプレイスはこう訳せるが、なぜ、このキーワードが注目を集めているのだろうか。
その大きな理由の1つとしては、働き方改革を次のフェーズに進めるためには、もう一段踏み込んだ「デジタル化」が必要なことが挙げられる。
働き方改革の推進のため、モバイルやクラウドなどのICTソリューションを活用している企業が増えている。働き方のデジタル化は着実に進展してきた。しかし、それが例えばビジネスチャットやWeb会議といったツール活用の視点にとどまる限り、享受できるメリットも限られたものになる。デジタル技術が適用される範囲は、どうしても部分的になるからだ。
必要なのは、総合的な視点で「働く環境」全体をデジタル化し、生産性や従業員エンゲージメントを向上すること――。すなわち、デジタルワークプレイスの実現なのである。
デジタルワークプレイスのすべてが分かる全13セッションでは、この「デジタルワークプレイス」とは実際どのようなもので、どう構築すればいいのか――。その具体論が、デジタルワークプレイスDayでは示される。
基調講演に立つのは、日本総合研究所 チェアマン・エメリタス(名誉理事長)の高橋進氏。「ワールドビジネスサテライト(WBS)」などのテレビ番組でもお馴染みの高橋氏が『働き方改革のその先へ』と題して、AIなどの新たなデジタル技術を活用した働き方改革の“本丸”について語る。
続いて行われるパネルディスカッションも必聴だ。デジタルワークプレイスのリーダー企業である日本マイクロソフト、Box Japan、楽天コミュニケーションズ、Sansan、レコモットのキーマンが激論を交わす。
また、特別講演として、コクヨ ワークスタイル研究所 所長の若原強氏による『“サラリーマン”が主流じゃなくなる時代の働き方とは?』、総務省 情報流通高度化推進室長の飯村由香理氏による『2020年目前!働き方を変えるテレワーク』が行われる。
デジタルワークプレイスの実現にあたってはセキュリティも最重要。『「高セキュリティ」なテレワーク環境を「簡単に」構築する方法』、『数万人規模のグローバル企業が続々と実行する「セキュリティトランスフォーメーション」とは?』など、デジタルワークプレイスのセキュリティに関するセッションも大充実だ。
さらに、働き方改革でよく課題に挙がる「仕事の見える化」や、「工事・保守現場」の働き方改革をテーマにしたセッションなど、デジタル時代の最先端の働き方が分かるデジタルワークプレイスDay――。
このイベントに参加せずして、これからの働き方改革は語れない!