NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)、ゲットワークス、フィックスターズの3社は2025年12月17日、GPUサーバーの効率運用に関するPoC(概念実証)に共同で取り組んだ結果、コンテナ型データセンターでの水冷GPUサーバーの商用での有効性を確認したと発表した。

統合モニタリングシステムによる検証結果の画面
コンテナ型データセンターにおいて水冷GPUサーバーを稼働させ、データセンター・GPUサーバー・ソフトウェアを統合的に調整した環境下でさまざまな負荷を与え、各種データを計測。水冷GPUサーバーと空冷GPUサーバーとの性能比較検証を行った。
コンテナ型データセンターにおける水冷GPUサーバーの商用利用の有効性を確認するとともに、データセンター・GPUサーバー・ソフトウェアの各レイヤでの統合的な連携による運用効率の最大化を実証。水冷GPUサーバーで優秀とされるpPUE1.114を記録した。
コンテナ型データセンター環境下で水冷GPUサーバーと空冷GPUサーバーの性能を比較した結果、最大負荷時のGPU平均温度が摂氏温度で15度程度低減され、CDU(冷却分配装置)等が適正に機能していることを確認した。

検証結果の一例
3社は今後も連携を強化し、日本国内のコンテナ型データセンターにおける水冷GPUサーバーの商用利用拡大に向けて取り組んでいくとしている。










