アライドテレシスは、マルチギガビット(2.5G/5G)インターフェースを搭載するレイヤー2 Plusスイッチ「x240シリーズ」の新モデルとして、PoE++対応の52ポートスイッチ「AT-x240-52GHXm」を発売した。2025年10月24日から受注・出荷を開始している。

同製品は、10/100/1000/2.5G/5GBASE-T対応ポートを48基、SFP+スロットを4基備える構成。筐体全体で最大740W、ポートあたり最大90WのPoE++給電に対応しており、Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7対応アクセスポイントや高性能IPカメラなど、大電力を必要とするPoEデバイスを効率的に集約できる。センサーやLED照明など各種IoT機器の電源供給にも活用可能だ。
また、既設のカテゴリー5eケーブルを流用しても最大5Gbpsの通信速度を実現できるマルチギガビットポートを標準搭載。仮想化技術「VCS(Virtual Chassis Stacking)」により、最大2台のx240シリーズを1台のスイッチとして運用でき、冗長化と負荷分散を両立する。さらに、遠隔地間を仮想的にスタック化する「LD-VCS(ロングディスタンスバーチャルシャーシスタック)」にも対応し、離れた拠点間のスイッチを一元的に管理できる点も特徴という。
主な仕様は、動作温度0〜50℃、寸法441×421×44mm、質量6.3kg。VLAN、ループガード、IEEE 802.1X認証、QoS、ポートトランキング、ポートミラーリングなどの機能を搭載する。
標準価格は88万円(税別)で、5年または7年の保守バンドル型番が用意されている。












