KDDIの1Q決算は増収減益 5G SAのさらなる拡大にも意欲

KDDIが2026年3月期 第1四半期(1Q)の決算説明会を開催。業績は増収減益となった。また、松田社長は5G SAのさらなる拡大にも意欲を示し、衛星とスマホの直接通信サービス「au Starlink Direct」では、7月末からAndroid端末(Googleメッセージアプリ)で動画や写真の送受信が可能になったと説明した。

KDDIは2025年8月1日、2026年3月期 第1四半期(1Q)の決算説明会を開催した。

1Qの売上高は前年度比3.4%増の1兆4363億円、営業利益は同1.6%減の2725億円で増収減益だった。「一過性影響で減益となるも、主要事業は成長している。期初の想定に対し着実に進捗している」と代表取締役社長 CEOの松田浩路氏は説明した。

連結業績ハイライト

連結業績ハイライト

モバイル収入(パーソナル+ビジネスセグメント)は前年度比76億円増の5506億円、モバイルARPUは同60円増の4340円、スマートフォン稼働数は同45万台増の3291万台となった。今年6月に提供開始した「auバリューリンクプランが好スタートを切った」ことが要因の1つだと松田氏は説明した。

なお、auバリューリンクプランには、混雑時でも快適に通信できる「au 5G Fast Lane」、衛星とスマホの直接通信サービス「au Starlink Direct」などがバンドルされている。

新プラン「auバリューリンクプラン」が功を奏し、モバイル収入は好調

ビジネスセグメントの売上高は、前年度比4.5%増の3497億円、営業利益は同5.4%増の575億円だった。「まだ期待値には届いていないが、セキュリティ・IoTなどの注力領域でリカバリーする」(松田氏)とした。

ビジネスセグメント業績

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