NTT東日本と新潟大学は2025年5月26日、医師不足および医師の偏在という課題解決に向けて、NTT版LLM「tsuzumi」を活用した医療文書作成支援AIモデルによる業務効率化および医療サービスの質向上を目的とした実証事業を実施すると発表した。同実証は、2025年5月26日~2026年3月31日の間、新潟大学・同大学医歯学総合病院で行う。
今回の実証では、CPUで軽量に動作しながら高い日本語処理性能を有する「tsuzumi」を活用し、医師が現場で用いる専門性の高い医療用語に対しても適切な文脈で出力できる医療文書作成支援AIモデルの構築・効果測定を実施する。具体的には、診察現場での各種データをもとに、tsuzumiを通じて必要な情報を抽出し、各種医療文書のドラフトとして出力するという。
なお、データの取得および活用にあたっては、事前に患者からインフォームド・コンセントを取得するとしている。