ププルインターナショナルは2025年5月22日、災害時や通信障害時でも確実に通信を確保できる法人向けの「衛星電話レンタルサブスクリプションサービス」を6月より提供すると発表した。企業や自治体におけるBCP(事業継続計画)の一環としての導入を見込む。
同サービスは、音声通話やSMSに対応した衛星電話を月額制でレンタル提供するもので、一部機種ではデータ通信にも対応。衛星回線は、グローバルなカバレッジを持つイリジウムまたはインマルサットから選択できる。契約期間は1カ月単位から設定可能で、短期利用から長期運用まで柔軟に対応する。導入マニュアルや国内サポート体制も備えるという。
通信インフラが遮断された状況でも安定した通話やSMSの送受信が可能な衛星電話は、山間部や海上、被災地などの圏外エリアでも活用できる。同サービスは、ライフラインを担うインフラ企業や自治体、医療機関など、非常時の通信が業務継続に直結する法人での利用を想定する。