グローバルネットワークソリューションの最新動向 SASEでクラウド接続を刷新

効率的かつ効果的なグローバルネットワーク運用を実現するには、今のところSASEが最適解と言えそうだ。その導入方法と使い方、通信事業者のサポート内容まで最新状況をレポートする。

2極化するグローバルネットワークの調達方法

グローバルネットワークは通信回線をはじめ多種多様な製品/サービスから成り立つ。その調達方法が「2極化」していると話すのは、Coltテクノロジーサービスの水谷氏だ。「ネットワーク+セキュリティをマネージドソリューションとして購入するタイプと、各コンポーネントを部品として購入し組み立てるタイプだ」

前者なら、SD-WAN/SASEを導入して全拠点のネットワーク/セキュリティを標準化するとともに、マネージドサービスを活用して、企画・設計から稼働後の運用まで通信事業者にアウトソーシングする。通信回線は国ごとに品質が異なり、SD-WAN/SASEもベンダーによって利用できない国・地域があるため、全世界を一様に染め上げるのは難しいのが現状だ。複数ベンダーの回線・サービスを組み合わせ、「パッケージとして提供してほしいというユーザーが増えている」(同氏)。

一方、十分なリソースを備えた専門チームがある企業は、経営戦略に沿った形でIT/ネットワーク環境を進化させるため、後者のコンポーネント買いをする。ただしこれは簡単ではない。クラウドとの相性が良いこともあり、前者のケースが増えている。

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