イスラエルのPacketLight Networksは2025年4月29日、10×800Gトランスポンダー「PL-8000G」の発売を発表した。国内では同社の総代理店であるアイランドシックスが取り扱う。ハイパースケールDCI(データセンター間接続)やAI GPUクラスターの相互接続といった大容量アプリケーション向けに最適化されており、800G DWDMを活用した高効率な光伝送を実現するという。
同製品は、1RUサイズに最大10ポートの800Gトランスポンダー機能を搭載し、800GbE、400GbE、100GbEといった各種イーサネットサービスをサポート。光増幅器(EDFA)および光スイッチ(OSW)を内蔵することで、光信号の減衰を補償しつつ、自動プロテクションスイッチングによる高い耐障害性を提供するとしている。
拡張性の面では、必要に応じて機能やポートを追加できる「Pay-As-You-Grow」アーキテクチャを採用。ネットワークの規模やトラフィックの増加に応じて柔軟に拡張でき、ハイパースケーラーやクラウド事業者、通信事業者、政府機関などが求める将来性を担保しているという。
ZR/ZR+規格に対応し、メトロ、リージョナル、長距離といった幅広いネットワーク構成において、コスト効率の高いトランスポートを可能とする。さらに、OpenZR+およびOpenROADMに対応し、マルチベンダー環境での相互運用性を確保。加えて、回線とサービスのパフォーマンス監視、帯域外OSCによるリモート管理、フィールド交換可能な設計によるメンテナンスの容易さも特徴とする。