ゼロトラストプラットフォームを提供する米Illumio(イルミオ)は2025年4月15日、業界で初めてAI駆動のセキュリティグラフを全面的に活用したクラウド脅威の検知と対応(CDR)機能を持つ新ソリューション「Illumio Insights」を発表した。
同ソリューションは、ハイブリッド環境およびマルチクラウド環境全体にわたってワークロードとリソースを監視し、保護することをうたう。また組織のトラフィック、フロー、接続に対して、AIを活用したオブザーバビリティ(可観測性)を提供し、環境全体におけるリスクの特定を可能にするという。
主な機能は3つ。まず、「クラウド規模での迅速なデプロイ」。エージェントレスのデプロイがボタン1つで完了し、AIセキュリティグラフを通じて数百万のワークロードに関するインサイトが数分で提供されるとしている。次に「AI活用のオブザーバビリティによる卓越した脅威検知」がある。AIが未知の脅威や攻撃経路を発見して、平均検出時間(MTTD)を大幅に短縮するという。そして「ワンクリックでの攻撃封じ込め」では、潜在的なリスクを瞬時に無効化して平均復旧時間(MTTR)を短縮するということだ。
同ソリューションはIllumioのマイクロセグメンテーションソリューションと組み合わせることにより、リスクの特定や軽減、攻撃の封じ込め、全体的なサイバーレジリエンスの強化を実現するという。