NTTドコモは2025年1月20日、同社が保有する1億規模の会員基盤データや、インテージが保有するアンケートデータなどをセグメント化したプロファイリングデータを提供開始すると発表した。

ドコモ独自の顧客理解AIエンジン「docomo Sense」などを活用してマーケティング利用しやすいさまざまな顧客セグメントに分類したデータ群（プロファイリングデータ）を、同日より、広告主・広告代理店向けに順次提供開始する。なお、本プロファイリングデータには、個人を特定する情報は含まれていない。

プロファイリングデータ提供のイメージ

本プロファイリングデータは、「ドコモ データクリーンルーム」と連携してクライアントが保有する1stパーティーデータとの統合分析に活用することもできるほか、ドコモグループが持つ各種マーケティングソリューションでの活用も可能だ。

docomo Senseなどを用いて、ドコモデータ（回線契約者プロフィール、位置情報、各種サービスデータなど）やdポイント/d払い加盟店の持つID-POSデータなどオンライン/オフラインの豊富なデータを分類。「基本属性」「価値観」「イベント変化」「興味関心」「購買意欲」「行動実績」「行動傾向」にセグメント化した。

7つの分類でプロファイリングデータを提供

現在、約2000 セグメントが提供可能。今後、インテージの持つ購買データ・メディア接触データ・意識データや、D2Cの持つ広告ログなど、ドコモグループの保有するさまざまなデータも合わせて整備し、2025年度中に新たなセグメントを追加して4000 セグメント規模まで拡大する予定だ。

さらに、docomo Senseを活用し、どのセグメントが適しているかをレコメンドする機能の搭載も予定している。