楽天コミュニケーションズは2024年1月15日、楽天モバイルの通信網を活用した法人向け「モバイルデータ通信サービス」に関して、新たなeSIM発行手段である「eSIMプラン予約」を追加したと発表した。
モバイルデータ通信サービスでは、楽天コミュニケーションズがMVNOとしてデータ通信を提供するだけでなく、MVNEとしてMVNO向けにコストを抑えかつスピーディーに事業展開ができるよう支援している。2024年11月には同サービスにおいてeSIMの提供を開始し、複数のeSIM発行手段を用意することで、MVNOの多様な販売手法に合わせたSIM提供を可能にした。
今回新たに追加した機能では、事前に料金プランと紐づけたeSIM開通用のID/PASSを発行し、データ通信を利用する顧客に直接プロファイル(eSIMに格納される加入者データ)を受け渡す。顧客が開通手続き専用WebサイトにID/PASSを入力し、eSIMを開通するまで、MVNOにおける仕入れ料金や維持コストが発生しない仕組みを採用することで、在庫リスクを解消しつつ、販路の拡大を実現するという。また、訪日外国人を含む多くの顧客に、手軽にデータ通信を利用できる環境を提供するとしている。
さらに、同機能に加えて、プロファイルの受け渡し手段の1つである「メール配信」機能のアップグレードや、専用サイトの英語化対応などの拡充も実施する予定。