マクニカネットワークス株式会社LINEが光トランシーバーにサードパーティ製を採用した理由 数千万円のコスト削減効果

メーカー純正品ではなく、サードパーティー製の光トランシーバーを採用する“Third Party Optics”によって、コストを抑制しつつ構成の自由度を高めるアプローチが広がっています。LINE株式会社も、Third Party Opticsによりコスト削減と運用の効率化を実現した1社です。本ホワイトペーパーでは、LINE株式会社がThird Party Opticsを導入した背景や導入効果などを紹介しています。

LINEは、大規模データセンターで主流化している「CLOS Network」を基本設計としてネットワークを構築している。“CLOS Fabric”“IP CLOS”とも呼ばれるこのアーキテクチャは、水平方向へのスケールが容易で、システム間・サービス間の通信により発生する東西トラフィックの増大に対応しやすいことがメリットだ。また、多数のリンクにトラフィックを分散させることで、安定性も向上する。

ただその反面、規模が大きくなるほどスイッチ間をつなぐリンク数が増大し、そのコストが膨れ上がるという弱点がある。LINEのデータセンターではサーバールーム1つあたりのリンク数が2000以上にのぼり、これをつなぐためには4000~5000個もの光トランシーバーが必要であり、そのコストが大きな課題となっていた。

そこでLINEは、スイッチメーカーの純正品ではなく、純正品よりも低コストに調達可能なサードパーティー製の光トランシーバーを採用する“Third Party Optics”の導入を決める。複数のサードパーティー製光トランシーバーを比較検討したうえ、LINEが採用したのはマクニカネットワークスが提供するFinisar製品。決め手となったのは、価格と信頼性のバランスだったという。

本ホワイトペーパーでは、LINEのThird Party Optics導入の詳細をお読みいただけます。

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