企業ネットワーク最前線

SPECIAL TOPIC

どうする? テレワーク移行時の意外な盲点「固定電話」の取り次ぎ

提供◎KDDI株式会社 2020.07.29

  • bookmark
  • Teitter
  • 印刷

緊急事態宣言と相前後して、本格的にテレワークを開始した企業は少なくない。多くの業務がデジタル化、クラウド化できている一方で、取り残されている領域の1つが「固定電話」だ。電話番のためだけに人を張り付ける運用から脱却するには、何が必要だろうか。

テレワークから取り残されている2つの領域、「紙」と「固定電話」 この数年、クラウドサービスやモバイル端末を活用して、場所や時間にとらわれることなく業務を進める「働き方改革」が少しずつ広がってきた。そして2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として緊急事態宣言が出されると、この動きは一気に加速した。オフィスへの出勤を必要最低限にとどめるべく、日本企業でもいよいよ本格的に、またこれまでにないほど大規模にテレワークが広がりつつある。 

当初は「テレワークなんて、本当にできるの?」という懐疑的な声も少なくなかった。だがいざ始めてみると、Web会議やチャットを駆使して打ち合わせや商談をしたり、クラウドサービスを駆使して資料を作成・共有したりと、意外とスムーズに業務ができるという手応えを感じた人は多いようだ。日本生産性本部が2020年5月に行った調査によると、「コロナ禍収束後もテレワークを行いたいか」という質問に「続けたい」とした割合は63%に上った。こうした状況を踏まえ、テレワークの継続・拡大に向けて動き始めた企業も登場している。 

だが、いくらテレワークを支援するツールや環境が整っても、100%すべての業務がカバーできているわけではない。その代表例が契約書や請求書、社内申請といった紙の書類への捺印業務で、電子サインサービスが広がりつつあるとはいえ、いまだに印鑑を押すためだけに出社を余儀なくされている社員が存在する。 

そしてもう1つ、意外なようだがテレワークから取り残されている領域がある。それが「固定電話」だ。メールやチャット、オンライン会議でさまざまなコミュニケーションが取れるようになったのは事実だが、緊急時の連絡や込み入った相談、急ぎの確認などはやはり、電話による会話がものを言う。 

なのに、「今急いで確認したい」と思って、名刺やWebサイトなどさまざまな場所で告知されている番号に電話しても不在だったり、留守番電話が応答するだけでは、ビジネスに多くの支障が生じ、信頼を損ないかねないだろう。 

交代で電話番? 固定電話の取り次ぎで浮上したさまざまな課題 もともと日本企業において、電話によるコミュニケーションは独特の発展を遂げてきた。従業員一人一人にではなく、オフィスの「島」ごと、つまり部署ごとに電話番号が割り当てられ、受け取った従業員が取り次ぎや保留・転送を行うという業務フローに合わせ、オンプレミスのPBXが固定電話に必要なさまざまな機能を提供してきた。 

このため、固定電話宛ての着信をオフィス以外の場所で受けるのは難しい。中には、「電話なら、携帯でもやりとりできるでしょ?」と思う人がいるかもしれない。互いの携帯電話番号を交換している担当者同士の連絡ならばそれでもいいかもしれないが、会社や部署の代表電話宛ての問い合わせとなると話は別だ。 

結局は「運用でカバー」というわけで、従業員が交代で電話番をしたり、特定の従業員の携帯電話に転送するといった苦肉の策を取っている企業は意外と多い。 

 

 

図表 柔軟な働き方を阻害する、日本の電話文化

柔軟な働き方を阻害する、日本の電話文化

 

 

ただ、人が頑張って電話を受けるにしても、PBXで実現していたグループ着信や転送といったさまざまな機能は利用できず、内線電話のようにスムーズには転送できない。このため、取り次ぎや申し送り時のミスによっていつまでたっても折り返しの電話が来ないといったトラブルを招きかねない。それでなくても特定の従業員に負荷が集中したり、新型コロナウイルスへの感染リスクを冒させるのは、あまりいい方法とは言えないだろう。

個人の携帯電話を活用するにしても、やはりプライベートな電話番号を業務に使うとなると、抵抗は少なくないだろう。月ごとに個人の通話料と業務用途の通話料を計算し、精算するという新たな負荷も生じる。せっかく便利なスマートフォンを従業員が所有しているのにうまく活用できず、中途半端なテレワーク環境になってしまうのは、いかにももったいない状態だ。

スペシャルトピックスPR

yamaha21022
necpf2102s
lab2102

>> 今月の月刊テレコミュニケーション

月刊テレコミュニケーション【特集】キャリアネットワークの新世界へ

<Part1>オープンRANは第二幕へ! <Part2>楽天、完全仮想化の裏側 <Part3>5Gで広がる基地局共用 <Part4>NWスライスは4面で開始!? <Part5>MECを地域の成長基盤に <Part6>ホワイトボックスが網全域へ <Part7>基地局に省エネ技術を集中

インタビューNTTドコモ 常務執行役員(CTO) R&Dイノベーション本部長 谷直樹氏「O-RANが海外事業の新・入口に。サイバー・フィジカル融合を進化」 【ソリューション特集】ローカル5G支援サービス 【技術&トレンド】Beyond 5Gの戦略的展開/信号機活用で加速する5Gエリア化 ほか

>>詳しい目次を見る

スペシャルトピックス

日立国際電気ローカル5Gに無線・映像のDNA!
エッジで映像処理するAIカメラ

日立国際電気がローカル5Gの構築から保守運用までサポート!

NTTコミュニケーションズ高品質ローカル5GでDXを強力支援
運用、データ活用もワンストップ!

NTTコミュニケーションズのローカル5Gソリューションの特徴とは?

OKIローカル5GとAIエッジがDXに導く
OKIの技術力/パートナーをフル活用

ローカル5Gの導入から運用、マイグレーションまで全方位で支援する。

ローカル5Gを牽引する純国産検証機
スマート工場に特化し低価格を実現

エイビットのSA構成を採用した日本初の4.7GHz帯ローカル5G検証機

マイクロフォーカスキャリアの運用現場を知り尽くした
マイクロフォーカスが語る現状と未来

5G時代、大きな変化を迫られる通信事業者。課題をどう解決すべきか?

VMware SASE脱プロキシもVMware SASEで簡単

クラウドから1画面でネットワークとセキュリティ管理、そしてゼロトラスト実現へ

アンリツローカル5Gのサービス品質を支えるアンリツの測定器

シミュレータやエリアスキャナをコアにローカル5Gに必要な製品を用意

SerivceNow5G/IoT時代、通信キャリアに必要な新たなサービス提供とは?

新たなサービス創出に必要なモデルとは何だろうか。

ヴイエムウェアVMwareの次世代脅威対策とは?
データセンター内もゼロトラスト

ハイパーバイザーにFWやIDS/IPSを分散配置し、East-West通信も防御

マクニカホワイトボックスも非純正トランシーバーも無料で触れるラボが誕生

「オープンネットワーキングやりたい」なら集まれ!

ソネット「圧倒的な」コスパのWi-Fi
ライセンス費用無しなのに管理も簡単

だから今、企業向けWi-Fi市場でシェア急拡大中のUbiquiti!

ヤマハハイブリッド型ワークスタイルを
ヤマハのAPが快適に

クラウド型管理サービスで、強靭な無線LANを少ない運用負荷で!

ヤマハリモート会議に対応した
無線LANのアップグレード

新しい働き方には、一段ベースアップした無線も不可欠だ!

NECプラットフォームズ無料クラウドからネットワーク管理

管理負荷の増大なしで、自宅やサテライトオフィスにも高速・安定したネットワーク環境を!

ジュニパーネットワークスハイブリッドワーク時代の
企業ネットワークはAIで最適化

ジュニパーから、AIを最大限に駆使した有線・無線のソリューション。

アライドテレシス無線LAN×IoTのスマートオフィス

アライドテレシスの京橋イノベーションセンター。無線LANで最先端のスマートオフィスを実現している。

ハイテクインター電話回線があればWi-Fi 6!
工事不要で安価に900Mbps実現

光回線が敷設できない場所でも高速通信を諦める必要はない!

ネットギアジャパントライバンドメッシュWi-Fi

広エリアへ高速・安全・シームレスな無線を手軽に構築!ネットギアの中小企業向けメッシュWi-Fi

ラックなぜラックはオープンネットワーキングと自動化へ踏み出せたのか?

キュムラス+メラノックスでハード/ソフトを分離!

NTTコミュニケーションズ企業の現状を踏まえた
ゼロトラスト環境を実現

NTT Comの「SASEソリューション」は課題を一挙に解決する。

IIJグローバルソリューションズSASEを導入しながら
通信速度を20倍に!

Cato Cloudがグローバル企業のビジネスを加速させる。

ゼンハイザージャパンWeb会議の音声を明瞭に届ける!
独自機能で話者を自動追尾

Web会議のニューノーマルとして注目の天井常設シーリングマイク!

エヌビディアGPUとDPUで飛躍する5G

エヌビディアが、5Gネットワークの展開を大きく加速させる2つのソリューションを発表した

ゼットスケーラークラウドネイティブなSASEで
レガシーなIT環境から脱却

新しい働き方へ、セキュリティとネットワークを着実に変革できる。

パロアルトネットワークス再びの緊急事態宣言! 今度のテレワークはSASEを活用せよ!

パロアルトの「Prisma Access」でセキュリティの課題解決。

エイチ・シー・ネットワークス株式会社真のゼロトラストアクセスを実現
「他製品連携」で効率的にSASEを

既存環境を大きく変えることなく移行できる次世代セキュアアクセス!

PSI/パイオリンク日本よ、攻勢の防御策を持つべし PSIが見つけたセキュリティスイッチ

日本の商社と韓国セキュリティベンダーが出会い生まれたシナジーとは

ベンキューこれからは「PCレスWeb会議」
会議室をスマート化せよ!

Android 6.0を搭載した“スマートな”プロジェクター「EW800ST」

ジュニパーネットワークスジュニパーが解説する
「SD-WAN導入のポイント」

ますます注目のSD-WAN。自社にとって最適なSD-WANは何だろうか?

ジュニパーネットワークスこれからのネットワーク運用に
なぜAIが必要なのか

ジュニパーがイベント開催!主要テーマの1つがAIによる運用自動化だ。

エヌビディアエヌビディアが目指すネットワークの未来像

メラノックスとキュムラスを買収し、NW事業を強化した狙いとは?

マクニカ“非純正”光トランシーバーを
朝日ネットが選んだ2つの理由

トランシーバーは純正品を使うという“常識”は、もはや過去のもの。

ホワイトペーパー
ネットワーク解放宣言
ローカル5G情報局

アクセスランキング

tc202012

「通信」の力でビジネスを進化させるbusinessnetwork.jp

Copyright(c) 2020 RIC TELECOM Co.,Ltd. All Rights Reserved. 記事の無断転載を禁じます