シングルペアイーサネットの普及推進団体「Single Pair Ethernet Consortium」(略称:SPEC)が2022年3月に設立された。
シングルペアイーサネットは、従来の8芯4ペアの信号線ではなく、2芯1ペアの信号線を用いるイーサネット規格。省資源、省スペースであることに加えて、1km先へ通信と電源を供給できるなどの特徴を持つ。(関連記事:IoTイーサは2022年始動 1km先へ通信と電源を同時提供できるエコ規格)
SPECでは、これまで別々に提供されていた通信接続と電源供給を1つに融合できるシングルペアイーサネットの街、工場、ビル、ホームなど様々なシーンでの普及を目指し、仕様策定や性能・接続性検証に取り組んでいくという。
2022年3月現在の参加企業・団体は、iD、NTTアドバンステクノロジ、NECマグナスコミュニケーションズ、テクトロニクス&フルーク、ハーティング、日本航空電子工業、NEC、日本製線、北陸先端科学技術大学院大学、マクニカ、メガチップス、矢崎エナジーシステム。