新型コロナをきっかけに、デジタル変革が加速している。しかし今はまだ序盤に過ぎない。飛躍的に進化している5GやLPWAをはじめとするワイヤレス技術が本格的に社会を変えていくのは、まさにこれからだからだ。
そうしたなか、6月2日(水)~6月4日(金)の3日間、「5G/IoT時代のニューノーマルへ ~ワイヤレスが変える、ビジネスを変える、社会を変える!」をメインテーマに、「ワイヤレスジャパン」と「ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)」が東京ビッグサイト青海展示棟で開催される(主催はともにリックテレコム)。一体どんな最新ソリューションやニューノーマルな社会の姿を目にすることができるのだろうか。
まずは3日間にわたって行われる基調講演から紹介していこう。総務省 電波部長の鈴木信也氏を皮切りに、東京大学教授の森川博之氏、NTTドコモ、KDDI総合研究所/KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルのMNO4社ら、日本のモバイル業界をリードするキーパーソンが続々と登壇する。
「5G時代のNWインフラとインテルの6Gへの展望」「Beyond 5Gに向けたNECの展望」「NICTのB5G/6G実現に向けたビジョン・戦略」など、Beyond 5G/6Gをテーマにした基調講演が多いのも今年の特色だ。インフラシェアリングという新しい世界を拓くJTOWERも登壇する。
「ローカル5Gサミット in 東京ビッグサイト」も基調講演の大きな目玉だ。NTT東日本、丸文、MathWorks Japan、トレンドマイクロの4 社がローカル5Gの最新動向や導入のポイントを解説する。ローカル5Gについては、OKIも主力工場での取り組みなどを紹介する。
LPWAの徹底活用術に注目! 工場IoT化の最新成果もニューノーマルな社会に不可欠なワイヤレス技術は、5Gや6Gだけではない。超低消費電力が特徴のIoT無線、LPWAがいよいよ普及拡大期に入っている。ワイヤレスジャパンの特別企画「LPWA徹底活用フォーラム」には、ZETAアライアンス、UNISONetのソナス、NTT東日本、802.11ah推進協議会(AHPC)、Sigfoxの京セラコミュニケーションシステムといった主要LPWA勢が集結。展示やセミナーで、LPWAを活用したデジタル変革について徹底解説する。
業界の垣根を越えて、工場のワイヤレスIoT化を推進する「Flexible Factory Project」にも注目だ。最新の成果を展示とセミナーで紹介する。
さらに総務省、NICT、NTTドコモ、OKI、ファーウェイ・ジャパン、Braveridge、KCCSモバイルエンジニアリング、エーティコミュニケーションズなどが大型ブースを構えて来場者を出迎える。
コロナ拡大を徹底防止 NB-IoT活用の新対策導入コロナ禍が収まらない中で行われる今回、検温やマスク着用義務は当然のこと、感染対策を徹底したうえでもちろん開催される。
新しい感染対策も採用した。非接触/ペーパーレスで、興味のある資料をダウンロードして持ち帰れる「AiMeet」だ。入場時や会場内のAiMeet案内コーナーで、AiMeet対応の来場者バッチ「AiTag」を入手。AiMeetを導入している展示ブースで「AiBox」にタッチすると、目的の資料をダウンロードできる。NFCとNB-IoTという2つのワイヤレス技術を用いた展示会DXシステムである。
ワイヤレスジャパン/WTPの入場料は無料で、来場には事前登録が必須。すべての講演・セミナーを無料で聴講可能だ。
「リアル」でなければ、得られない価値は間違いなくある。リアル展示会ならではの醍醐味を、ぜひ久しぶりに体験してほしい。
さあ、6/2~6/4は、りんかい線・東京テレポート駅から徒歩2分、東京ビッグサイト青海展示棟を訪れよう。