NECネッツエスアイは2020年9月9日、Zoomを活用した配信用スタジオを同社の日本橋イノベーションベース(東京)に常設するとともに、それらのノウハウを活用して配信スタジオの環境構築から運用サポートまでをトータルで行う「Zoom オンライン配信サービス」の提供を開始すると発表した。
オンライン授業や企業の研修・セミナーを配信する用途を想定しており、専門的な知識やノウハウを要する配信環境の整備と運用を支援するのが狙いだ。
Zoom配信用スタジオのイメージ
Zoom オンライン配信サービスは、(1)ユーザー指定の場所に配信用スタジオを構築する「スタジオ構築サービス」、(2)その利用を支援する「Zoomサポートサービス」、(3)日本橋イノベーションベースにあるスタジオを貸し出す「Zoom配信用スタジオ」の3つからなる。(1)は2020年9月9日から、(2)(3)は10月1日から開始する。
また同社は、スタジオ環境の提供だけでなく、ライブ投票・アンケートサービスのSlido等のクラウドツールも組み合わせることで、よりインタラクティブなコミュニケーションを実現するとしている。
なお、(2)Zoomサポートサービスにおいては、Zoomの機能や各種オペレーション、オンライン配信設備に関するヘルプデスクサービス、イベント、ウェビナー開催時のオンサイトサポート等として、グループ会社であるキューアンドエーと連携をしてサポートを提供する。
価格は、(1)スタジオ構築サービスが300万円(機器・什器込みの参考価格、使用内容により金額は異なる)。(2)Zoomサポートサービスは10万円から(参考価格)。(3)Zoom配信スタジオは、2時間利用で10万円から(場所・機器、事前準備、当日対応込み)となっている。