社外とつないで差をつける!――ビジュアルコミュニケーション最新トレンド

テレビ会議/Web会議の普及とともに、企業はビジュアルコミュニケーションがビジネスに与える効果を実感。他社と差をつけるための強力な武器になるという認識を確実に強めている。

ベンダーの目も“社外”へ

「ビデオの利用シーンの中心は会議だと考えているが、それに加えて今後は、いろいろな場所で使える『モビリティソリューション』として、さらに、ビデオを営業活動や顧客向けサービスに使う『コンタクトセンターソリューション』としても利用されていくと想定している」

そう語るのは、シスコシステムズ・プロダクトマネージメント・ビジネスデベロップメントマネージャーの渡邊靖博氏だ。同社の“ビジネスビデオソリューション”は、図表2のように広範な適用範囲をカバーするものだ。テレプレゼンスシステムとPCクライアント、Web会議サービス「WebEx」の連携や、企業間接続におけるNGN利用など、多様な端末とサービスを融合させることでビジュアルコミュニケーションの活用領域は飛躍的に広がる。

図表2 シスコのコラボレーション製品と適用範囲
シスコのコラボレーション製品と適用範囲

他のテレビ会議システムベンダーもPCデスクトップクライアントをラインナップに加え、テレビ会議端末とPCとの連携に力を入れている。また最近は、例えばLifeSizeのテレビ会議システムと、ブイキューブのASP型Web会議サービス「nice to meet you」が連携するなど、テレビ会議とWeb会議の連携の動きも加速してきている。

こうした動きによっても、ビジュアルコミュニケーションの適用範囲は確実に広がっていくはずだ。

月刊テレコミュニケーション2010年3月号から転載(記事の内容は雑誌掲載当時のもので、現在では異なる場合があります)

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