池袋サンシャインシティ文化会館で明日10月15日(金)まで開催中のビジネスコミュニケーション東京2010(BCT2010)。日立製作所ブースの目玉の1つとなっているのが、事業所用PHSだ。「まだまだPHSに対するニーズは高い。もう1回PHSの魅力を訴えたかった」と、その理由を説明員は語った。
事業所用PHS「HI-D7PS」 |
出展されていたのはまず、この9月から販売を始めた事業所用PHSの新製品「HI-D7PS」。ベーシックな機能にこだわり、従来機と比べると「10%以上安い」という。また、単に安さだけでなく、高速ハンドオーバー機能の搭載や堅牢性のアップなどが実現されている点も特徴とのことだ。これで日立製作所の事業所用PHSのラインナップは合計4モデルと、ここからも日立のPHSへの強い注力ぶりが窺われる。
固定電話機型も含め、合計4種類の事業所用PHSをラインナップする日立製作所 |
PHS端末を活用したソリューションも展示されていた。入退室管理システム「秘堰Lite」と社内電話システムとを連携させたものだ。不正カードの利用やドアの破壊など、ドアに異常が発生した場合、複数のPHSに対して数秒で緊急通報を行うことができる。「1分後に緊急通報ができるものは他社にもあるが、数秒でできるのは日立だけ」と、即時に異常を知らせられる点が特徴だという。
会場でのデモでは約3秒でPHSへの緊急通報が行われた |