KDDI、東急やパルコら32社と「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」始動

KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会ら32の企業・団体からなる「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が始動した。各社のアセットとau 5Gを融合することで、渋谷においてエンターテイメントをはじめとした新たな文化創造の取り組みを進める。

KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会は2020年1月24日、5Gを活用して渋谷区の推進する創造文化都市事業への貢献を目的とする「渋谷5Gエンターテインメントプロジェクト」を同日より始動すると発表した。

同プロジェクトには「au 5Gで渋谷の街を創造文化都市へ」という理念に賛同した、東急、ベイクルーズなど32の企業・団体が参画する。


渋谷5Gエンターテインメントプロジェクトの参加企業・団体

同日行われた記者会見で、渋谷区長の長谷部健氏は「渋谷区は、国籍・性別など様々なものを超えて混ざり合いながら新しい価値・文化を発信していくまちづくりを推進している。今回KDDIをはじめ多くの企業・組織が一緒になって1つのオープンイノベーションを起こす。このプロジェクトを通して、渋谷区らしい価値文化を一緒になって作っていきたい」と期待を語った。



渋谷区長の長谷部健氏(左)、KDDI 取締役執行役員常務 森田圭氏(右)

KDDI 取締役執行役員常務 森田圭氏は「KDDIとしては、渋谷区でau 5Gを積極的に展開したいと考えている。このプロジェクトを通じて渋谷区の創造文化都市の形成に向けて、色々な取り組みを皆様と一緒になってやっていきたい。KDDIのスローガンでもある『おもしろいほうの未来』を渋谷区で実現したい」と述べた。

プロジェクトの今後の具体的な取り組みについては「今まさに議論しているところ」(KDDI ビジネスアグリケーション本部 アグリケーション推進部 部長 繁田光平氏)だといい、「KDDI、auとしては、具体的な取り組みの中で良いものが出てくればどんどんプラットフォーム化していきたい。それを、例えば渋谷区以外の自治体や、提携しているスポーツチームの方に使っていただくような広がりも含めて検討している」(同氏)とした。


KDDI ビジネスアグリケーション本部 アグリケーション推進部 部長 繁田光平氏

また、1月24日から25日には、渋谷ハチ公前広場にauの5G可搬型基地局を設置し、1964年の渋谷の街並みへタイムスリップできるXR体験ブースを開設。

ブースの入口で5Gに接続しているスマホを受け取り、専用のアプリからQRコードを読み込む。ハチ公広場周辺にスマホのカメラを向けると、写っている範囲の1964年の風景が画面に表示されるというものだ。


画面右上に「5G」


アプリを起動し、カメラをハチ公広場に向ける


画面下部のスライダーを動かすと、カメラに映る範囲の1964年の風景が表れる


観光スポットの説明も表示される

さらに、1月25日には渋谷で開催されるライブイベント「uP!!!NEXT 須田景凪~晩翠~ powered by au 5G」で渋谷の街を活用した新しいライブ体験の提供、1月26日には格闘ゲームの祭典「Evolution Championship Series : Japan 2020」決勝戦の模様をダイナミックに楽しめる、au 5Gを活用したeスポーツのライブ中継イベントを実施した。

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