「2020年は東京五輪に便乗したサイバー攻撃に懸念」トレンドマイクロ岡本氏

トレンドマイクロは2020年1月7日、国内サイバー犯罪の動向に関する説明会を開催した。2020年は東京オリンピック・パラリンピックに便乗し、大会運営を妨害するようなサイバー攻撃が懸念される。また、テレワーク環境におけるセキュリティの「隙」を突いたサイバー攻撃やAIを悪用した詐欺行為の巧妙化も予想されるという。

トレンドマイクロは2020年1月7日、国内サイバー犯罪の動向に関する説明会を開催した。

トレンドマイクロ セキュリティエバンジェリストの岡本勝之氏

その中で、セキュリティエバンジェリストの岡本勝之氏は、2020年以降のサイバー犯罪動向の予測として以下の3点を挙げた。

2020年以降の国内サイバー犯罪動向に関する3つの予測

1つ目に、7月に開幕する東京オリンピック・パラリンピックに便乗した脅威の発生だ。

大会関連の情報になりすました標的型攻撃、フィッシング詐欺サイトや偽ゲームアプリなどのサイバー犯罪なども予想されるが、特に懸念すべきは大会運営を妨害するようなサイバー攻撃だという。

前回、2018年の平昌オリンピックでも多数のサイバー攻撃が報告されており、「オリンピックに便乗した攻撃は必ず発生する」と岡本氏は指摘した。

近年、様々なモノがネットワークにつながるようになり、攻撃対象の範囲が広がっていることも懸念材料だという。

また、オリンピックの期間中は混乱を避けるため、首都圏の多くの企業がテレワークを導入すると見られる。

しかし、オフィスの外で仕事をする機会が増えてくると、それだけ情報漏えいやウィルス感染などのセキュリティリスクが高まることが避けられない。テレワーク環境におけるセキュリティの「隙」を突いたサイバー攻撃も増える可能性が高いという。

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