NTTドコモ、2027年にマーケティングを“フルAI化”へ 「現場社員も納得の切れ味鋭いAIエージェント作る」

NTTドコモ 執行役員の鈴木敬氏は2026年7月31日、「Google Cloud Next Tokyo 26」の基調講演において、フルAIマーケティングの実現に取り組んでいることを明かした。複数のAIエージェントをつなぎ合わせ、顧客セグメントごとに最適化したマーケティング施策の設計からクリエイティブの作成までを一気通貫でフルAI化する計画だという。

NTTドコモ 執行役員 グループデータ戦略統括部長 鈴木敬氏

NTTドコモ 執行役員 グループデータ戦略統括部長 鈴木敬氏

「ドコモのマーケティングのプロセスを、AIを使ってゼロベースで再構築する」

AIエージェントがメインテーマとなった「Google Cloud Next Tokyo 26」の2日目の基調講演。その1人として登壇したNTTドコモ 執行役員 グループデータ戦略統括部長の鈴木敬氏が紹介したのは、AIエージェントを活用したマーケティングのフルAI化の取り組みだ。

鈴木氏によれば、NTTドコモでは事業成長の中核に、「お客様1人ひとりとの関係性を深め、ロイヤルカスタマー基盤を拡大していくこと」を据えているという。ただ、このロイヤルカスタマー化戦略は課題も抱えている。

ドコモは1億超のdポイントユーザーを有し、顧客を理解するためのパラメーターも2000種類以上、さらに数多くのサービスが存在している。そのため、ユーザー1人ひとりに最適なマーケティング施策を提供するためには、「膨大なバリエーションの施策の検討・最適化・検証を繰り返す必要があり、人間技では難しい状況になっている」(鈴木氏)ことだ。

膨大な顧客基盤、顧客プロファイル、サービス数を持つゆえ、マーケティングの最適化には膨大なバリエーションの検討が必要となる

膨大な顧客基盤、顧客プロファイル、サービス数を持つゆえ、マーケティングの最適化には膨大なバリエーションの検討が必要となる

そこで現在進めているのが、マーケティング業務のフルAI化である。

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