PLAY 5Gは、5Gを活用したサービスやアプリケーションを体感できる場として、2018年4月20日にオープンし、一般の人たちが多く訪れている。
今回のリニューアルでは、「来年開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据え、5G×スポーツを身近に体感できる展示内容に変更した」(5Gイノベーション推進室課長の岸山祥久氏)という。
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「5G博士」こと、NTTドコモ 5Gイノベーション推進室課長の岸山祥久氏 |
例えばフェンシングのコーナーでは、5Gの高速・低遅延通信を活用して360度高精細な動画を転送することで、仮想空間において日本フェンシング協会会長の太田雄貴氏と対戦できる。
「VRクロスカントリー」は、VR空間上のクロスカントリー場で、5Gの低遅延通信を介し、自分の分身であるアバターを使って障害物乗馬レースを体験できるというものだ。隣にいる人と息を合わせてジャンプをすると高得点が狙えるが、5G端末を使えば、離れた場所にいる人とも、まるで隣にいるような感覚でゲームを楽しめるという。
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VR空間上で馬術対戦ができる「VRクロスカントリー」 |
「CTBER WHEEL」は、車椅子型VRレーサーおよびVRゴーグルを使用し、渋谷や東京など都内各所の3Dデータと東京マラソンのコースを組み合わせた3DCGコース内でレースを行う。左右のハンドリム操縦で進路を変更することが可能で、レースのコースをリアルに体験できる。PLAY 5Gでは隣同士で対戦する形を取るが、5Gの高速・低遅延通信を活用すれば、日本各地で遠隔対戦を行うことも可能だ。
「CYBER WHEEL」は車椅子レースを体感できる |
卓球のVR観戦は、8Kカメラ2台による高解像度な3D映像と、立体音響技術、さらにはVR映像再生技術を使い、まるで会場にいるいるかのような臨場感を体験することができる。
ヘッドマウントディスプレイを装着すると、あたかも会場にいるような臨場感のある試合観戦が可能だ |
施設の入り口には、東京オリンピック聖火リレーのトーチも展示されるなど、オリンピックを身近に感じられるようになっている。