NTTは、通信だけでなくサイバーセキュリティ対策も担当する。
2012年のロンドン大会は1.6億回、2016年のリオでジャネイロ大会では120億回ものサイバー攻撃があったとされる。澤田社長は「大会ごとに攻撃の深さも範囲も広がっており、東京大会では、リオの数十倍の攻撃が集中する可能性がある」と指摘した。
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大会ごとにサイバー攻撃の回数は増える一方だ |
NTTでは、ネットワークへのDoS攻撃と、ITシステムに対するマルウェア攻撃に別々に対応するのではなく、一体的に防御することで「複合型の新たな脅威にも迅速かつフレキシブルに対応する」(澤田社長)という。
NTTグループ全体で総勢2万人の社員が通信サービスやサイバーセキュリティを支える。澤田社長は「来年夏の大会に向けて、滞りなく準備を進めたい」と強調した。