ワイヤレスジャパン 2019/ワイヤレスIoT EXPO 2019のエクストリーム ネットワークスブースでは、様々な無線ソリューションが展示されている。その1つがIEEE802.11ax (Wi-Fi 6、以下11ax)に対応した法人向けアクセスポイント(AP)だ。
説明員を務めているエクストリーム ネットワークス エンタープライズ&公共営業本部 営業部長の山崎仁氏は、「すでに技術的には対応している。現在は技適を取得しているところで、2019年6月中にもWi-Fi6の電波を扱えるようになる見込みだ」と語った。
エクストリーム ネットワークスのIoTカメラ付きアクセスポイント(AP) と11ax対応アクセスポイント(右) |
Wi-Fi 6に対応すると何が変わるのだろうか。一番の特徴は実効速度だ。(関連記事:Wi-Fiが“10年ぶり”大進化――無線LANを変える3規格が一斉に登場)
山崎氏は「IEEE 802.11acでは160MHzの帯域幅のうち、1つの通信でも最低20MHzを割り振っていた。これでは最大でも8端末までしか同時に通信できない。11axは2MHzから割り振れるようになるため、端末数が多いIoTシステム向けなどに実効速度が向上する」と解説した。
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左が11ac、右が11axのイメージ |
また、トラフィックを動的に調整できるエッジスイッチも展示されていた。「多くのスイッチでは、マルチレートと言ってもポート毎にレートが決まっている。弊社の「ExtremeSwitching X465」は全てのポートで、100Mから5Gまでのレートを自動調整して割り振る」(山崎氏)という。
また、同社ブースではその他にも手軽にIoTデバイスを保護するソリューション「Extreme Defender for IoT」などが紹介されていた。
各ポートに最大でどこまでトラフィックを割り振るかは WebGUIまたはコマンドラインから設定できる その後はスイッチが自動で決められた範囲から調整する |