4月2日からは訪日外国人向けのプリペイドSIM「Japan Travel SIM」の提供を開始する。
初回通信日から30日間に利用できる通信量が1.5GBと3GBの2種類から選ぶことができる。価格はオープンだが、ビックカメラでは1.5GBが1850円、3GBが2800円で販売される。Japan Travel SIMは、ライトMVNO(HLR/HSSを持たない既存のMVNO)として提供している製品もあり、1年ほどは併売される。
今後の展開として、2018年6月を目途に、IIJモバイルサービス/タイプIで、国際ローミングサービスに対応する。IIJ・MVNO事業部長の矢吹重雄氏は「1枚のSIMで国内も海外も利用できる。海外キャリアと直接接続し、ローミングよりも安いサービスを提供したい」と述べた。
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IIJ MVNO事業部長の矢吹重雄氏 |
また、2018年度上期に個人向けのデータ通信サービスとして、「IIJmio/タイプI(仮称)」を開始する。さらに、チップSIMや、遠隔から書き換え可能なeSIMの提供も予定している。
IIJでは、フルMVNOならではの自由度を活かし、LTEやLPWA、5Gといったキャリアネットワークだけでなく、地域BWAやプライベートLTEなどエリア限定ネットワークを含む多様なモバイルネットワークに様々な機器がシンプルにつながる未来像を描いている。
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IIJが描くフルMVNOの未来像 |