すっかりお馴染みとなった格安スマホ。非常に数多くのMVNOが参入しているが、格安スマホのビジネスは実はそう楽ではない。
まずは、海外で調達した端末の輸入通関から検品、入出庫管理。さらにWebでの加入受付後も、本人確認や設定・キッティング、SIM登録、配送と、手間のかかる作業が目白押しだからだ。
そこでMVNOの間で最近話題を集めているのが、ヤマトシステム開発の「MVNO事業者支援プラットフォーム」である。こうした一連の複雑な作業を任せられるサービスだ。「すでに十数社のMVNO事業者の方にご利用いただいている」とヤマトシステム開発 セットアップ・ロジソリューションカンパニー プレジデントの井上誠氏は話す。
ヤマトシステム開発のブース。設定作業、各種登録、物流作業の3つの作業内容を披露している
では実際、ヤマトシステム開発は、MVNO事業者をどうサポートしているのか。
「我々がセンターの中で行っている業務をお見せしようと、現場を再現した」。セットアップ・ロジソリューションカンパニー 事業推進グループ マネージャーの宗像清三氏がこう語る通り、ワイヤレスジャパン2017の同社ブースでは、その作業内容を間近で見ることが可能だ。
具体的には、キッティング作業や本人確認作業、配送作業などを披露している。
キッティング作業(左)と配送作業(右)の様子
なお、ヤマトシステム開発のサポートサービスを利用しているのはMVNOだけではない。STBやルーター、無線LAN、ネットワークカメラなど、様々なネットワーク機器の設定・配送を一括代行しており、幅広い企業に利用されているという。