HD/フルHDへとテレビ会議システムの画質は飛躍的に進化している。これにより、従来は不可能だった製品の品質チェックなども遠隔地から行うことが可能になった。
下の写真は、パナソニック システムソリューションズ ジャパンのHD映像コミュニケーションユニットで送られた画像だ。このように製品の細部まで確認できるため、製造業の品質管理の場面で活用されている。なお、同製品はフルHDに対応したHDMI映像入力を2系統備えており、メインカメラで人を、手持ちのサブカメラ(市販のビデオカメラでよい)で製品を映して、リモコンのボタンで画像を切り替えられるため、映像を確認しながら互いに綿密なコミュニケーションを取ることができる。
高倍率ズームが可能なHDカメラを用いれば、細部の確認も可能。リアルタイム映像だけでなく記録した画像も伝送できる |
精密機器だけでなく、例えば衣料などの素材の質感も伝えられる。購買客に直接製品の質を確認してもらうといった販売の場面への応用も可能だろう。
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