AIエージェントの社会実装が進み、フィジカルAIへの注目も高まる一方で、フロンティアAIの進化はサイバー攻撃の高速化という不安を生み、ソブリンAIの重要性も増している。
NTTドコモビジネス代表取締役社長の小島克重氏は、9月28日に開いた2026年度事業戦略発表会で、この1年をAIへの「期待」と「不安」がともに大きく高まった年と振り返った。

NTTドコモビジネス代表取締役社長の小島克重氏(左)と副社長の金井俊夫氏
こうした市場環境において同社が推進するのが、AIを業務や現場に広げる基盤「AI-Centric ICTプラットフォーム」だ。小島氏は「AIインフラというとコンピューティングのことばかり言われることが多いですが」と前置きしたうえで、同プラットフォームは「ネットワークとマネージドセキュリティまでを一体で進化させている点が特徴」と強調した。
2025年度「売上高2兆円」の目標達成
業績面では、2025年度の法人収益が、2020年の法人事業再編時に掲げた2兆円に到達した。なかでも成長ドライバーと位置付けるAI、IoT、デジタルBPO、地域・中小DXの「重点4領域」は、FY25収益が3000億円を超え、小島氏によれば、いずれの領域も「前年比でプラス200億円規模」の増加となった。

2030年度の収益目標
これを受けて、同氏は新たな目標として、「2030年度に法人収益2.6兆円、重点4領域で7000億円超」を掲げた。重点4領域は5年間で2倍超に拡大する計算だ。領域別の内訳は明示しないものの、AIと周辺領域がやや強く伸びるとの見方を示した。









