【ワイヤレスジャパン】モバイルワークを支援するKDDIの法人向けソリューションが集合

KDDIブース内のおよそ半分を占めるのが、数々のビジネス向けソリューションだ。モバイルPCでの社外業務を支援するリモートアクセスソリューションなど、業務効率アップやコスト削減に悩む法人ユーザーにとっても興味深い展示が集められている。

代表的なものをいくつか紹介しよう。

1つ目は、移動・出張費の削減に効く遠隔会議サービス。KDDI光ダイレクトやメタルプラスといったKDDIの固定電話、au携帯電話からも利用できる 「KDDI 電話会議サービス」だ。電話機で音声通話による電話会議が行えるのはもちろん、インターネットにつながるPCがあれば、同時にデータ共有会議(オプション 機能。Web会議のWebExを利用する)も行える。しかも、前述のKDDI固定電話やau携帯電話からは通話料無料で使える。

KDDI電話会議サービス。Web会議(WebEx)と連携してデータ共有会議も可能

次に紹介するのは、WiMAXと3G(CDMA)の両方に対応した通信カード端末だ。電波状況を端末が自動判別し、WiMAXが良好なら下り最大 40MbpsのWiMAXで、不良な場所では3Gに自動的に切り替える。しかも、この電波切り替えはセッションを維持したまま行うため、例えば、電車やク ルマで移動しながら大容量のデータをダウンロードしている最中に電波状況が変化しても途切れる心配はない。

展示ブースでは、このデュアル対応の通信カード端末をビジネスで使う活用法をアピールしていた。WiMAXの高速通信でデータセンターや社内サーバーに社外からアクセスすれば、場所を問わずに業務の継続が可能になる。

気になるのは料金だが、ヘビーユーザーに最適な定額プランと、使った分だけ払う従量制プランを用意している。たまにしか社外で業務を行わないモバイルワー カーにとっても、“いざ”というときになくてはならないのがデータ通信環境だ。説明員は「従量制プランで導入されるユーザーが最近ものすごい勢いで増えて いる」と話していた。

電波状況を自動判別してWiMAXとCDMAを自動的に切り替えるデュアル対応データ通信カード。展示ブースではWiMAXの高速性を体感できる

なお、従量制プランの基本料金には、音声通話の「無料通話分」に相当する「内包パケット数」なるものがある。例えば、月額5250円の基本使用料のプラン では、45万パケット(1万1812円分)までは基本使用料内で通信できる。1法人で複数人が契約すれば、この内包パケット数を社員間でシェアすることも 可能だ。使用頻度の低い社員の無料通信分をヘビーユーザーの社員が利用可能なため、総通信コストを抑えることもできる。

「このお得感も、法人のお客様からの人気の秘密」(説明員)だという。KDDIブースには、こうしたコスト削減に役立つノウハウがぎっしりと詰まっていそうだ。

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