NTTの第1四半期決算は増収減益――海外売上高が拡大

NTTは2014年8月6日、2015年3月期第1四半期決算を発表した。営業収益は前年同期比1.2%増の2兆6402億円、営業利益は同14.6%減の2980億円と増収減益だった。

NTT持ち株の鵜浦博夫社長

クラウドサービスを手がける海外子会社ディメンションデータによる米Nexus ISの買収など海外売上高が3633億円と前年同期比964億円増と順調に拡大したことが増収に寄与した。一方、NTTドコモのスマートフォン向け割引サービス「月々サポート」の費用負担から減益となったことが影響したほか、NTTコミュニケーションズが従来のVPNサービスから「Arcstar Universal One」への移行を進める中で先行投資により営業費用がかさんだ。

営業収益は4期連続の増収

鵜浦博夫社長は「減益となったが、年間目標に対する進捗率は25%と想定通り。下期で頑張る計画となっている」と説明、通期予想は据え置いた。

また、第2四半期に提供条件を提示し、第3四半期から開始を予定している光卸サービス「光コラボレーションモデル」について、6月の時点で「100社を超す問い合わせがある」と語っていたが、その後さらに5割程度増えたことを明らかにした。このうち約4分の3が通信事業者以外の企業だという。

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