
「地上と宇宙を繋ぐ、通信検証の最前線」を提案するアルチザネットワークスのブース
実際の衛星を打ち上げることなく、遅延やドップラーといった衛星通信の過酷な伝搬環境をラボで忠実に再現する——。
LEO(低軌道)衛星やHAPS(高高度プラットフォーム)を活用するNTN(非地上ネットワーク)の整備が世界的に加速する中、課題となるのが実衛星を使わずに通信品質を事前検証する手段である。

衛星無線リンクシミュレータ「RLS-2100」
アルチザネットワークスが提供する衛星無線リンクシミュレータ「RLS-2100」は、衛星通信で生じるドップラー・遅延・フェージング・降雨減衰・伝搬損失といったリンク特性をラボ環境で忠実に再現する衛星に特化したリンクシミュレータだ。
LEO/MEO/GEO/HEOを含むあらゆる軌道の衛星に対応し、HAPSや衛星間リンク(ISL)を含む複合シナリオの評価にも活用できるという。
ユーザーが独自に作成したアンテナビームパターンや衛星軌道を用いたシミュレーションにも対応し、設定のカスタマイズが可能だ。

RLS-2100によるシミュレーションのデモ画面
最大1.6Tbpsのキャプチャ性能に対応
アルチザネットワークスの商品としてのもう1つの目玉が、FPGAキャプチャカードによりパケット処理をハードウェアでオフロードし、CPUの負荷に依存しないロスレスキャプチャを実現するキャプチャアプライアンス「QP2000-400G」だ。

キャプチャアプライアンス「QP2000-400G」
最大の特徴は、デュアルノード構成で最大1.6Tbpsというキャプチャ性能だ。通常の運用ではオーバースペックに感じられるが、検査・研究機関からの高スペックへのニーズを受けて実現したという。最大約25Wクラスの400G ZR+光トランシーバーにも対応。発熱量が大きいが、エアフローと放熱設計を最適化することで、課題であった熱上昇を抑制し、最大35℃環境下での長時間稼働を可能にしている。
このほかには、GPUとSDR(ソフトウェア無線)を活用したソフトウェアベースのGNSSシミュレータも紹介している。








