スポーツ観戦やライブイベントにおける映像体験の高度化ニーズは年々高まっている。観客席からのリアルタイム4K配信、選手密着カメラ、スタジアム内での自由な移動撮影。これらを有線インフラなしに実現しようとすれば、広帯域かつ低遅延なアップリンクが不可欠だ。5Gミリ波はまさに、その要件に応え得る技術として注目されている。
その実力を、大規模展示会の最中に公開フィールドトライアルで検証するイベントが2026年5月29日に行われる。会場は、東京ビッグサイトで5月27日に開幕するワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク(WTP)。そのXGMFブースで実施する「5Gミリ波で試す4K低遅延ライブ配信 ― 公開フィールドトライアル&体験セッション ―」だ。
ソフトバンク・KDDIの商用5Gミリ波環境下で、4K映像を低遅延伝送
今回のトライアルでは、ソフトバンクおよびKDDIの商用5Gミリ波環境を活用。そして、映像伝送を担うのは、WOWOWとTBSテレビが共同開発した映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア「Live Multi Studio(LMS)」だ。4Kの高精細映像を商用モバイル回線のみで低遅延に届けられるのか。展示会という現実の電波環境の中で、その実力を測る。
また、このフィールドトライアルは「完成されたサービスの紹介」ではなく、次世代ユースケース創出に向けた実証実験の公開プロセスそのもの。5Gミリ波について、「どのような体験であれば価値があるのか」を来場者とともに探る場として設計されている点が、今回の大きな特徴だ。
■Event Overview
| 日時 | 2026年5月29日(金)13:00〜 |
| 場所 | 東京ビッグサイト ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2026(WTP2026) XGMFブース 講演ゾーン |
| 詳細 | https://wjwtp.jp/2026/seminar/xgmf.html |
来場者が「中継する側」になれる体験プログラム
当日のプログラムは、単なるデモ展示にとどまらない。来場者自身が中継機材を手に持ちブース内を移動しながらライブ中継を体験できるインタラクティブなプログラムが用意されている。4Kリアルタイム映像のクオリティと遅延を自ら体感できるこの機会は、エンジニアや放送・通信事業者にとって貴重な検証の場となるはずだ。

来場者のライブ中継体験にも使用する予定の小型4K配信キット
また、WOWOWエンタテインメントの担当者によるLMSの技術解説も予定されており、4K低遅延中継の仕組みや実装上の特徴について詳しく聞ける機会でもある。ネットワーク環境の違いによるリアルタイム映像への影響も、その場で比較体感できる。
■プロジェクト参加企業
◯企画・実証:株式会社村田製作所
◯回線・実証:ソフトバンク株式会社、KDDI株式会社
◯映像伝送:WOWOWエンタテインメント株式会社
◯進行・メディア連携:株式会社リックテレコム
なお、本企画はリックテレコムが発行する月刊テレコミュニケーション/BUSINESS NETWORKの連載「ミリ波のチカラ」との連携企画として位置づけられており、誌面での論考を実際の現場で検証するという、メディアと実証が融合した試みでもある。
5Gミリ波の具体的なユースケースを模索している通信事業者・SIer、スポーツやエンタメ会場での高画質映像配信に関心を持つ放送・映像事業者、そしてワイヤレス中継技術の最前線を実機で確認したい開発・研究者――今回のトライアルは、あらゆる立場の参加者にとって示唆に富む場となるはずだ。イベントやスタジアムにおける新しい映像体験の可能性を、ぜひ一緒に体感してほしい。
5Gミリ波で「動ける4K中継」の可能性を
あなた自身で確かめてください
2026年5月29日(金)13:00~東京ビッグサイト WTP2026 XGMFブース
来場者参加型の体験プログラムも実施予定です












