ICT技術解説[第6回]モバイルアプリ開発を効率化する切り札「MEAP」と「BaaS」を徹底解説

企業がスマートデバイス活用をさらに深化させるうえで、重要なキーワードとなるのが「MEAP」と「BaaS」だ。従業員や顧客向けのモバイルアプリを効率的に開発できるようになる。

2.MEAPとBaaSが登場した背景

スマートデバイス向けの業務アプリに対する需要はその普及とともに右肩上がりを続けているが、モバイルアプリの開発現場の中には、対応しに苦慮しているところが少なくない。

なぜなら、例えばAndroid向けのアプリケーション開発ならJavaとAndroid SDK、iOS向けのアプリケーション開発ならObjective-CとXcode、Windows Phone向けのアプリケーション開発ならC#とVisual Studioといったように、機種が異なれば開発言語も開発ツールも異なるものを使わなければならず、効率よく開発することが難しい状況にあるからである。

それなら、従業員が使用するスマートデバイスを同じ機種に統一しておけばいいという意見が聞こえてくるが、実際の現場ではBYODの導入などで機種の統一ができない場合が多い。また、従来、企業が開発するアプリケーションというと社内向けが中心だったが、モバイルアプリの場合は顧客(消費者)向けが先行している。消費者向けの場合、ますますマルチプラットフォーム対応が重要である。

そこで、モバイルの開発を省力化するためのツールおよびサービスとして、フロントエンドのソフトウェア開発の効率化を実現するMEAP(MADP)と、バックエンドをクラウドサービスで賄うBaaSに関心が集まっているのである。

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