「スマートデバイスが登場して、『オフィス内だけで仕事をするのは馬鹿らしいよね』と考える方が一気に増えてきている」
ソリトンシステムズの宮崎洋二氏が指摘するように、いま多くの企業がスマートデバイスを活用したワークスタイル変革を検討中だ。ただその一方で、情報漏えいリスクに対する不安も大きい。
「情報漏えいリスクをどう乗り越えていくのか――。ワークスタイル変革ができるかどうかは、そこにかかっている」。宮崎氏はこう述べたうえで、「大事なことは“順序”を守ること」とスマートデバイスの導入を成功させるためのポイントを解説し始めた。
ソリトンシステムズ プロダクトマーケティング部 プロダクトマネージャ 宮崎洋二氏 |
スマートデバイスの導入を成功させる3つのステップ
宮崎氏によれば、スマートデバイスを導入するためのステップは以下の3つに整理できるという。最初のステップは、<「適切」のみ受入れ>。適切なユーザーやデバイスのみを受入れ、それ以外の不適切なユーザーとデバイスは排除するための仕組み作りである。
2番目は、<「最適」の維持>だ。最初のステップで構築したシステムを、最適な状態で維持していくための仕組みである。そして最後の3番目は、<「快適・相応しい」業務>。これは、スマートデバイスをどう活用していくかという話である。
スマートデバイスをスムーズに導入するための「順序」 |
「スマートデバイスという魅力的なデバイスを使うための下準備が、1番と2番のステップ。下準備さえできていれば、あとは楽しい話だけなので、アイデアはそこかしこから湧いて、3番は勝手にできてしまう」。いきなり3番に行くのではなく、まずは1番と2番の下準備を順番通りに行うことが大事という宮崎氏は主張する。