インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年10月1日、クラウド型の統合エンドポイントセキュリティサービス「IIJセキュアエンドポイントサービス」にWebサイトやWebサービスへのアクセスを制御・可視化する機能「ブラウジング保護(SecureLayer)」を追加した。
「ブラウジング保護(SecureLayer)」の提供機能例
業務の多くがWebアプリケーションを介してブラウザ上で行われるようになり、セキュリティや管理を強化したエンタープライズブラウザへの関心が高まっている。同機能は、イスラエルLayerX Security社のブラウザセキュリティ製品「SecureLayer Browser Extension」をベースにしており、EdgeやChromeに専用プラグインを追加することで利用が可能になる。これにより、コストを抑えて手軽にエンタープライズブラウザを導入できるとしている。
同機能は、ログイン、入力、コピー&ペーストといったブラウザ操作の制御、機密情報入力の制限、パスワード強度の可視化・管理により、情報漏洩リスクを低減する。また、画面共有時の非アクティブブラウザのぼかし表示、URLフィルタリング、クラウドアクセス制御(CASB:Cloud Access Security Broker)、ファイルアップロード制御(DLP:Data Loss Prevention)などのセキュリティ機能を実装。さらに、生成AIへの機密情報入力の制限も可能という。
料金は、500アカウント利用時で初期費用4万2000円、月額費用4万8000円、アカウント料金20万5000円(いずれも参考価格、税別)。