IIJ、データ利活用の計画・実装・運用を一括支援するソリューション提供開始

インターネットイニシアティブ(IIJ)は2025年8月4日、企業のデータ利活用を計画段階から実装、運用、効果検証まで一貫して支援する新サービス「IIJデータ利活用ソリューション」の提供を開始した。

主にデータ活用をこれから本格化させたい企業を対象とし、仮説検証やKPI設計を含む戦略立案から、分析基盤の構築、可視化・分析の実行支援、成果評価に至るまでのプロセスをカバーする。

「IIJデータ利活用ソリューション」サービスのイメージ

「IIJデータ利活用ソリューション」サービスのイメージ

企業のDX推進においてデータ活用の必要性が高まる一方、「何から着手すべきかわからない」「社内外に分散したデータが活用できない」といった課題から、具体的なアクションにつながらないケースが多いという現状がある。また、マルチクラウド環境の普及により、データはより分散化し、セキュリティ、ガバナンス、ID管理などデータ利活用の基盤構築に向けた課題は多岐にわたって増加している。

漠然としたデータ利活用の検討からプロジェクトの具体化まで幅広く支援

漠然としたデータ利活用の検討からプロジェクトの具体化まで幅広く支援

こうした課題に対し、IIJはこれまでマルチクラウドMSPとして培ってきた知見を「IIJ CAF(Cloud Adoption Framework)」に体系化してきた(参考記事)。今回の新サービスでも同フレームワークに基づき、コンサルティング、システムインテグレーション、各種クラウド・ネットワーク・セキュリティサービスを組み合わせた最適なアプローチを提供する。

具体的には、プロジェクトマネージャーを中心に、分析、セキュリティ、ネットワークの各専門人材が連携する体制を構築。オンプレミスやIaaS、SaaS、IoT機器などに分散するデータを安全に収集・統合するため、閉域接続やモバイル通信の設計・構築も支援する。また、「IIJ クラウドデータプラットフォームサービス」を活用することで、データの機密部分をマスキングしたうえで収集することも可能となる。

データ利活用環境の概要

データ利活用環境の概要

さらに、AWSをはじめとした主要クラウドのデータ分析基盤や、データ蓄積・統合、可視化・分析サービスといったサービス群の中から、顧客の目的に応じて最適な構成を提案する。業務・データ・ITインフラを横断的に捉えた全体設計をもとに、実行可能なデータ活用体制の定着を支援するという。

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