NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とエクシングは2024年12月16日、IOWN APN(オールフォトニクス・ネットワーク)を活用し、リアルタイムでのオンラインデュエットの実証実験に成功したと発表した。
同実証では、エクシングの双方向通信を搭載したカラオケ機器「JOYSOUND X1」2台をIOWN APNで接続し、どこにいても同じ空間にいるような感覚で歌えるオンラインデュエットの実現の可能性を評価した。
実証イメージ図
APNを活用した音声の伝送速度を計測した結果、20msec程度であることを確認。数十km離れた環境であっても、あたかも6~8m程度しか離れていない環境を実現できたという。また、オンラインデュエットを実施した際、歌唱を担当したアーティストの「Aicong(アイコン)」からもヒアリングを行い、離れた会場からでも違和感なく歌唱できる環境を提供可能なことを確認した。
実証環境の実施模様
今回の実証実験の成果をもとに、離れた空間同士でのカラオケのリアルタイムコミュニケーション(オンラインデュエット)サービス実現に向けて、IOWN APN対応の次世代カラオケ機器開発も視野に入れ、新しいエンターテインメント・プラットフォームの展開に向けた取り組みを推進していくとしている。