KDDIが冬モデルを発表――全10機種がLTEに対応

KDDIは2012年10月17日、冬モデル新商品の発表会を開催した。スマートフォン9機種、タブレット端末1機種の計10機種を11月2日から順次発売する。

全機種が下り最大速度75MbpsのLTEおよびテザリングに対応する。新製品発表に先立ち、田中孝司社長は「2012年度末に全国の8割以上の地域で75Mbpsを実現する」目標を掲げた。

KDDIのCMキャラクターを務める3名がゲストに訪れた。左から伊勢谷友介さん、剛力彩芽さん、田中孝司社長、井川遥さん

新製品のうち、特徴が際立つものをいくつか紹介しよう。

まず、フラッグシップモデルに位置づけられている「HTC J butterfly HTL21」(HTC製)は、国内初となる5インチFull-HDディスプレイに加え、最新Android OS 4.1、1.5GHzクアッドコア、2GBRAMを搭載するハイスペックスマートフォン。IPX5等級の防水、ワンセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信などに加え、グローバルパスポートCDMA、GSM、UMTSに対応する。

「HTC J butterfly HTL21」

「GALAXY S III Progre SCL-21」(サムスン電子製)は「Xperia V」の日本市場向け製品。4.8インチのディスプレイには、明るい屋外でも見やすい有機EL「HD SUPER AMOLED」を採用している。裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、暗い場所でも明るく撮影ができ、32GBの大容量メモリに保存可能。このほか、ユーザーの視線を感知して画面消灯のタイミングを自動制御する「スマート ステイ」や、持ち上げたときに不在着信やメール受信をバイブで伝える「スマート アラート」といった機能を備える。

「GALAXY S III Progre SCL-21」

「DIGNO S KYL21」(京セラ製)は4.7インチHD液晶、1.5GHzデュアルコアCPU、そして2520mAhの大容量バッテリー(auのスマートフォンでは最大)を搭載する。大容量でありながら、同梱される急速充電対応の卓上ホルダにより30分で約50%、60分で約80%充電可能。ディスプレイ部自体を振動させて音声を伝える技術「スマートソニックレシーバー」により、騒がしい場所でも通話相手の声をクリアに聞くことができる。また、ユーザーの声で電話やメール作成、検索、アラーム設定、メモ保存などを指示できる機能を備える。

「DIGNO S KYL21」

新製品のうち唯一のタブレット端末である「「AQUOS PAD SHT21」(シャープ製)は、シャープの新世代ディスプレイ「IGZO」を搭載する。7インチ型でありながら片手でも持ちやすい幅106mmのコンパクトボディと重量280gを実現している。また静止画表示中にCPUの表示部をストップするなどの技術により電池の消費を抑える機能を備える。付属のスタイラスペンを使って、紙に書くような感覚で手書き入力ができる「Pen Flow」を搭載する。

「AQUOS PAD SHT21」

各製品の発売日は、「HTC J butterfly HTL21」が2012年12月上旬、「AQUOS PAD SHT21」が2012年12月中旬、そのほかはすべて2012年11月2日を予定している。

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