東京ガスとウィルコムは2012年3月28日、東京ガスのガス遠隔遮断・監視サービス「マイツーホー」向けの通信端末を共同開発したと発表した。
ガスメーター(上)とPHS端末(下) | システム構成図 |
共同開発した通信端末には、ウィルコムが昨年12月に開発した「超低消費電力PHSチップセット」を採用。同チップセットは、従来のPHSチップセットと比べて消費電力は約4分の1で、リチウム電池3本で10年以上駆動するという。
東京ガスとウィルコムの両社は、5月から今回開発した通信端末の実証実験を開始する予定。その結果を踏まえて、秋以降、マイツーホーの導入世帯への先行導入を始める計画だ。
マイツーホーはガス供給の遠隔遮断や消し忘れの確認、ガス異常時の通知が行えるサービスで、今年1月末時点で41万世帯に提供されている。また、従来、ガスメーター用の通信回線には、ユーザー宅の電話回線を利用している。