Zoom Video Communicationsの日本法人であるZVC JAPANは2023年12月26日、Zoom Japanese Government Preset を含むZoomの主力製品について、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度」(Information system Security Management and Assessment Program:ISMAP)への登録が完了したと発表した。詳細は、ISMAPクラウドサービスリストで確認できる。
ISMAPは、政府機関のクラウド・サービス調達のセキュリティ水準を保証し、クラウドサービスが日本政府のクラウド セキュリティ要件を満たしているかを評価するプログラム。クラウドサービスプロバイダーは、ISMAP の取得のために所定の監査機関による審査を受ける必要がある。
今回、ISMAPに登録されたZoom製品は以下の通り。
・Zoom Webinars
・Zoom Phone
・Zoom Meetings
・Zoom Team Chat
・Zoom Whiteboard
・Zoom Events
・Zoom Spaces (Rooms)
・Zoom デベロッパー向けプラットフォーム
これらの製品は、ISMAPの厳しい基準をクリアしているだけでなく、ISMAPの認証を受けて購入をすると、使用できるデータセンターの地域を限定するなど、日本政府の追加要件も満たす。
なお、ZoomのISMAP対応製品(Zoom Japanese Government Preset を含む)はBusiness以上のライセンスからの提供となり、政府機関およびそれ以外の顧客も有料で利用できる。加えて、 Zoom デベロッパー向けプラット フォームの提供するサードパーティによるアプリ連携や、Zoom APIおよびSDKの活用が可能だ。