ワイヤレスジャパン2011の京セラブースで、来場者から高い注目を浴びていたのが、米スプリントから発売されている2画面搭載Androidスマートフォン「Echo」である。日本未発売のユニークなスマートフォンをこの機会に体験しようと、実機の前には長い列ができていた。
KDDIやウィルコム、海外向けの端末などを展示している京セラブース |
Echoは一体、2つの画面を活かして、どんな操作性を実現しているのか。まず紹介したいのは「サイマルタスクモード」だ。これはブラウザやメールなど7種類のメインアプリの中の2つの機能を別々の画面に表示し、同時に操作できるというもの。動画を見ながらメールを送ったり、といったことが可能である。
2つの画面を活かして、同時に別々のアプリを操作できる「サイマルタスクモード」。写真では上画面が動画、下画面が画像閲覧と違うアプリを立ち上げている |
さらに、「機能アシストモード」では片方の画面にソフトキーボードなどを表示できるほか、2つの画面をつなげて1つの画面として利用できる「タブレットモード」も用意する。また、Echoは折り畳み式になっており、端末を閉じた状態のときはもちろん1画面の通常のスマートフォンとして利用可能。ポケットにもすっきり入る。
「機能アシストモード」でキーボードを片方の画面に表示 |
気になるのは、Echoの日本発売についてだが、説明員によるとまったくの未定とのこと。ただ、Echoを体験した来場者に対するアンケートには「Echoが日本で発売されたら購入したいですか?」といった項目も用意されており、反響次第では国内上陸の可能性もありそうだ。